各国の言語事情リスト

ロシア編

知り合いのロシアの方から聞いた話です。
ロシアでは、姓を先に名を後にもってきても、名を先に姓を後にもってきても、どちらでもよい、
つまり、エカテリーナ・ゴルデーワでも、ゴルデーワ・エカテリーナでも
どちらでもOKなんだそうです。
それと、姓の数は非常に多いけれど、名の数はあまり多くない!!
男性名で多いのは、アレキサンダー、セルゲイで、(2番目は忘れた)
女性名で多いのはタチアナ、エレーナ、エカテリーナとのこと。

タチアナって、『OO7 ロシアより愛をこめて』のボンド・ガールでしたね。
男性名でセルゲイもよく聞きます。
フィギュア・スケートのペア、エカテリーナ・ゴルデーワさんとセルゲイ・グリンコフさんは
非常に有名ですね。セルゲイ・グリンコフさんは、亡くなりましたけれど。

それから面白い話を聞きました。
ロシア語で『赤い』というのは、かつては『美しい』という意味だったそうです。
『赤い顔』というのは、『美しい顔』という意味だったというーーー。

Ratsonさんからの情報
ロシア語で、「美しい」「かわいい」「赤い」そして「染める」「飾る」などの言葉は
みな語源が同じです。
「赤い」という単語は昔は「美しい」と いう意味をもっていました。
現代語ではもう使われませんが、物語やお伽話などではまだよく使われています。
熟語として、「赤い乙女」は今でも偶に使われて、
ちょっとアイロニカ ルとか冗談っぽいのです。

ロシア人の名では、名字より名前は重要です。
名字だけで人を呼ぶのはと ても失礼だと思われています。
そんな呼び方がふざわしいのは、先生が生徒を呼 び出す場合だけです。
(普通、クラスには同じ名前をもっている生徒が数人いますから)。

フルネームで呼ぶことは○○さんと同じだから、
知合いや友達や家族間では、フ ルネームの代わりに略した名前が普通使われています。
面白いのは、フルネームと略した呼び名の関係が時々目で見えないことです。
例えば、Dmitry(ドミトリ)はディーマ となって、アレクサンダーはサーシァとなります。
女性の名前は、エカテリーナはカーチャへと、
エレーナはレーナ、アナスタシーアはナースチャへと略されています。



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