各国の言語事情リスト

モロッコ編(2001年8月モロッコ訪問・滞在日数7.5日)

サハラ砂漠の赤い砂
モロッコは、日本から添乗員同行というツアーで
旅行しました。
現地につくと現地ガイドさが迎えてくれたのですが、
彼は日本語が話せません。
後で聞いた話ですが、モロッコには日本語が
話せるガイドさんは3人しかいないとのこと。
私たちのガイドさんは、日本語は話せないけれど
英語は話せるので、英語が堪能な添乗員さんが
それを通訳するということだったのです。
日本語が話せるガイドさんが付いたら、それはかなり
高いツアーだといえるでしょう。

モロッコは、ベルベル人が6割を占める国で、ついでアラブ人。
ベルベル人は、ベルベル語を持っているのですが、共通語はアラビア語。
人口はベルベル人が一番多くても、アラブ人の方が力が強いという印象を受けました。
バスで通過している町でもあちこちでアラビア語が見られました。
もっとも、ベルベル語が文字を持たない言語だという可能性がありますし、
文字があってもベルベル語が目に入らなかった可能性もあります。

モロッコに入る途中のシャルル・ドゴール空港でモロッコの地図を買いました。
フランス語の地図です。
バスで移動中、それを見ているとどこの町を通過しているか分かったので、
アルファベットで町の名前が書いてあったのだと、今ぼんやりと思い出しました。
それが英語だったかフランス語だったか?
でも、どのみちアルファベット。似ているので気になりませんでした。
日本と同じ道路標識もあるのですが、そこにアラビア語で何か書いてありました。
それが読めないので、モロッコでレンタカーを借りて運転するのは難しいと思いました。

他のアフリカの国と同様に、かつてフランス領だったことがあるので、
ホテルでメイド さんは、「ボン・ジュール!」とフランス語の挨拶でした。
私もちょっと気取って、「ボン・ジュー ル!」と応えていました。

ホテルでは、英語がよく通じました。フロントも売店も。
あちこちのお店でも英語が良く通じたのですが、やはり商売に英語は欠かせないのでしょう。
トアレグ人(青い服に青いターバンを身につ けています。)がオーナーだというお店に
行ったのですが、お店の名前はフランス語で『青い人』。でもオーナーは英語がお上手でした。
モロッコでは、アラビア語、フランス語、英語が話せる人は、決して珍しくないそうです。

マラケシュのメディナを歩いていたら、日本語で「やくざですか?」と何度も聞かれました。
『やくざ』って、そんなに有名なのかとちょっとびっくり。



トップページへ!