皆さまからのご意見集!
郷 鉄夫
日 本
8
『あげられない』の間違った使い方について
今朝,朝日新聞広報室に電話して,朝刊1面の記事「俊輔、欧州で成長」の最下段
「不慣れな海外生活では妻と子どもを支えてあげられないことに悩んだ。」の
「あげられない」に文句を付けました。
NHKも最近おかしいが,メディアの代表格である朝日新聞やNHKがしっかりしていてくれないと,
世の中,ますますひどくなる一方――と。
この問題,「御意見は?」という調査ではなく,
対象次第で「……てやる」「……てやれない」が正しい言い方である,ということを
周知徹底させていただきたいものです。

和泉屋正一
日 本
7
表記法に見直して改正すべき時期が来ている
マスコミの言葉では「実現を期すことを確認した」などの「ル抜き言葉」や、
「気持」でいいものを「気持ち」と書いたり、
「情」を「情け」と書いたりするのを腹立たしく思っています。
大蔵省印刷局昭和47年発行の『当用漢字現代かなづかい送りがなのつけ方』という本
(著者は元文部省国語課長)の、「送りがなのつけ方用例集」に
「法令用語では必ずこう書く」として「情け」が出ていますが、
「ジョウ」と読まれないように活用もしない「情」に「け」を送ったものと思われます。
それが新聞雑誌テレビの字幕などあらゆる場面で横行しています。
もう日本の文化に基づいた表記法に見直して改正すべき時期が来ていると思います。

コーンパイプ
日 本
6
日本語の危機的状況が此処までとは!
何ともはや。私自身も正しい言葉を言えない事が随分有りますが、
昨日のニュースにも有る様に日本語の危機的状況が此処までとは・・・。
今一番気になる言葉。
「そういうふうに」「こういうふうに」子供の頃母に何故だか(利いた風なこと言うな・・)等、
乱暴な言い回しがいけなかったのでしょうか、使わない様に叱られたのを覚えています。
国会の答弁で小泉首相が(そういうふうに)と言われた時は、吃驚しましたが、
其れは兎も角「其の様に」「此の様に」と言う語が有るのですから、使って欲しいものです。

aibo-tanaka
日 本
5
『助詞』が無い!!
最近TVの字幕で気が付きました。『助詞』が無い!!
例:『家帰ったら、お母さん居なかった』。

それと、大分前から思っていたことがあります。
WEBの書き込みが特に酷いですけど、 『句読点が少ない』(全く無い場合も有ります)。
何処かで区切らないと解釈し辛いし、呼吸困難になってしまうでしょう!!と思います。

Y-SATO
日 本
4
『スチール写真』
5日の日曜日の夜、NHKスペシャルがあり、スチール写真と言っていました。
still picture のことですから、静止画の意味です。
still はスチルであって、スチールで はありません。
これでは鋼鉄の写真になってしまいます。
英和辞典ジーニアスによれ ば、steelと類音と親切に書いてあります。
類音ということは異音ということです。
ところが、広辞苑ではスチール写真とあり、「ブルータスお前もか」の心境になりま した。

Y-SATO
日 本
3
『囲い込み』と『差別化』について
競争激化による顧客の奪い合いを「囲い込み」といい、
他社にないサービスなどを 「差別化」と言っています。
囲い込みはヨーロッパでの enclosure movement から の援用であり、
農地を囲い込むことによる農民の排斥もあったことでもあり、私とし てはイメージは悪いし、
そもそもお客様を対象に囲い込むとは失礼ではないかと思っ たりもします。
差別化にいたっては、語感が悪いですよね。他社との優越化とか言えないものですかね?

Masahito
日 本
2
中学校の英語指導助手の授業について
中学1年の息子は週にわずか3時間しかない英語の時間のうちの1時間を
英語指導助手(英語のネイティブ)の授業に充てられていることについて
「遊びみたいなことばっかりで、文法もやらな いし、ちっとも勉強にならなくて無駄だ。」
といっています。

Masahito
日 本
1
「私は日本語が上手です。」と「私の日本語は上手です。」について
単に自分の日本語能力が高いことを言うだけなら
「私は日本語が上手です」が標準で正しいと思います。
が、これは「私」が主題であるということだと思います。
すなわち、まず私についての話題であることを示し、
そして、私の何についてかと いうことで「日本語」について、
そして、それがどうかというと「上手です」というこ とになるんじゃないでしょうか?
つまり、「私」の特徴や属性を普通に説明するときの言い方で、
主題が「私」ということだと思います。
私について説明する際に、「日本語」を取り上げて説明した、ということではないでしょうか?

これに対して「私の日本語は上手です」というときには
主題が「私の日本語」になっていると考えられます。
これは「あの人の日本語」ではなくて、「私の日本語」 が上手です、というような場合には
完全に正しいというべきではないでしょうか?
そ のような場合にはこう言わないと伝えるべき意味が十分表現できません。
なお、これは「主題」と「主語」を分けて考えるような考え方とも
うまく整合する解釈になっているようにも思いますが、いかがでしょうか?

さらにいうと
「私の日本語は上手です。」「私の日本語が上手です。」「私が日本語は上手です。」
「私が日本語が上手です。」「私は日本語は上手です。」「私は日本語が上手です。」は
すべて正しく成立しそうな気がします。

私は以下の例文での6例はすべて正しいと言えるのではないかと思います。
また「は」で主題を示しているという点は
多分一貫していると思いますがどうでしょ うか。
君のクラスメイトのあの人、日本語が下手だね。君も日本語下手なんじゃないの。
いいえそんなことはないと思います。私の日本語は上手です。
君のクラスメイトのあの人、日本語が上手だね。彼のような日本語が上手な日本語だよ。
いいえ、そんなことはないと思います。私の日本語が上手です。
君のクラスメイトのあの人、フランス語は下手だけど日本語は上手だね。
いいえ、そんなことはないと思います。
あの人はフランス語は得意ですし日本語は下手です。
私が日本語は上手です。私はフランス語は下手ですが。
日本語が上手なのはだれですか。あの人ですか。
いいえ、私が日本語が上手です。
あなたはフランス語は下手なのですね。日本語も下手ですか。
いいえ、私は日本語は上手です。
あなたは何が上手ですか。
私は日本語が上手です。
(平成17年5月19日)


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