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 接辞関連(4)
接尾語、接頭語を総称して接辞と呼んでいます。
接尾語、接頭語ではないけれど、ここに押し込んであるものもあります。
日 本
36
何人かで話していたとき、「3日ぶりに〇〇にホームランが出ました。」の
『3日ぶり』について意見が分かれました。
ニュアンスは違いますが、時間の経過について言うと、
『3日目に』だという人と『3日後に』だという人がありました。

私は、『3日後に』の方だと思うのですが、どうなんでしょうか?
私も『3日後に』の方だと思います。
この『ぶり』ですが、『あることがあって、同じことが起こる時間の経過を表す』のです。
うーーん、これでは分かりにくいですね。

野球選手〇〇が10月1日にホームランを打って、次に10月5日にホームランを打てば、
「3日ぶりに〇〇にホームランが出ました。」となります。

日 本
35
現在の職業は大学生で飲食店でアルバイトをしているものです。
私のバイト先ではお客様をお呼びする際にお一人様、お二人様と続いた後
3名様、4名様と呼びするのではなく、3人様、4人様と呼ぶ事を強制されています。
3名以上のお客様に対して3人様、4人様とお呼びするのは適切なのでしょうか。
回答をお願いいたします。
3名様、4名様が適切だと思います。
『名(めい)』は、『人(にん)』の改まった言い方です。
でも、3人様、4人様もまれではありますが、耳にすることがありますね。

『名』は、『造語成分』と分類されることもあるので、どこのグループに入れようかと考えましたが、
取り敢えず『接辞関連』に入れておきます。

Reiko
日 本
34
身近にいる外国人に日本語を教えています。
先日、『友達たち』と使っている生徒に、『たち』が重なるので間違いだと指導したのですが、
後になって考えると、必ずしも間違いではないのか?と思えてきました。
ご意見をお聞かせください。
うーーーん。私も考えてしまいます。
かつては『友達』は、複数を表していましたが、現在では単数でも複数でもどちらにでも使われるようです。
そして、もしかすると単数として使われることの方が多いかも知れません。
「友達に話しました。」と聞いて、友達が一人なのか複数人なのか分かりにくい、という意味から
複数人の場合は、『友達たち』にした方が分かりやすいでしょうね。
まして日本語を学んでおられる外国の方には、『友達たち』の方が良いかもしれません。
迷うところではありますが、とりあえず私はOKにします。

日 本
33
同じ質問を再度すみません。
数日前テレビを見ていたら、「ツキノワグマの親子たちが歩いていました。」
とレポーターらしき人が言っていました。
これを聞いて、熊が何頭いるかとじっと画面を見たのですが、
親熊1頭、子熊1頭だけでした。
『たち』の使い方で、さすがにこれはアウトですよね。
はい、アウトだと思います。
『ツキノワグマの親子たち』と聞くと、子熊が何頭もいるか、複数家族の熊がいるのか、とか思います。
『たち』の使い方が、今後更に進化(?)するかもしれませんね。
でも、現在では、アウトだと言いたいです。

nakano
日 本
32
N2対策でタイ人に教えていますが、以下の疑問、アドバイスいただければ幸いです。

118歳以下、60キロ以上など、数値の場合はその数値を含む。これは分かる
2)「小学生以下は無料」、「高校生以上は千円」は、その語句を含む。これも分かる。
3)「想像以上の美しさ」は、想像したものを超えているのでそれを含まない。これも分かる。
4)「彼の英語力は大学生以上だ」。大学生を含まない。これも分かる。

では、2)と4)の違いはなぜ生まれるのでしょうか。
あるいは、2)ではその語句を含まないのが正解なのか?
私が授業するときは、1)、2)、3)、4)の全てを『含む』にします。
細かい微妙な差は教えないで、骨太に教えます。
例えば、『想像以上の美しさ』は『超えている』を強調したい気持ちは感じられますが、
『想像したのと同等』も、もちろんOKにします。

日 本
31
接尾語『たち』について、ご意見をお願いします。
最近、『魚たち』とか『花たち』とかいう使い方をする若い人が少なくないように思います。
私の個人的な考えでは、『たち』は人間にしか付けられないように思うのですが、
どうなんでしょうか。
辞書によっては、『たち』は、人間と動物に付ける接尾語だと書いてありますが、
私の意見も俊さんのご意見に近いです。

『子供たち』→『犬たち』→『カラスたち』→『魚たち』→『花たち』→『星たち』
難しいところですが、右に行くにつれて私には違和感が増します。
私自身は、無意識のうちに『犬たち』など言っているかもしれませんが、
人間に対してだけしか『たち』を付けないように思います。

日本人は、英語の学習で、普通名詞の複数には必ず『s』か『es』が付くと学びです。
その結果、『英語の文法を日本語の文法に適応してしまう』ということが
起こっているのではないでしょうか。

「英語の文法はしっかりしているけれど、日本語の文法はメチャクチャだ」という話を聞いたことがありますが、
そうではなくて、英語の文法と日本語の文法では考え方が違う点があるということです。

『接辞関連(1)Q1』にも書いてありますので、お読みください。
言語は、知らず知らずのうちに、変化していきますね。



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