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助動詞関連いろいろ表記関連

助詞関連(23)
トモ
日 本
222

英日翻訳の仕事をしておりますトモと申します。
いろいろ調べたのですが、なかなか解決できない問題がありました。
初めてご質問させていただきます。


日本語の仮定の表現には「と」「ば」「なら」「たら」などがあると思います。
このうち「なら」を動詞や形容詞の後に使うことができるのか、お聞きできれば
と思いました。
例えば、「どうしても行くなら、傘を持っていきなさい」などの「なら」です。

一般的に動詞の後に「なら」を付けないと指摘されたことがあるのですが、
コーパスを調べると出現回数が数十万回単位で存在し、使用しないとは
言えなさそうです。

『大辞泉』によると、「なら」には助詞の用法と助動詞の用法があるとのこと
です。
仮定の意味があるのは助動詞の方で、「断定の助動詞『だ』の仮定形」
と書いてありました。
そうなると、「だ」に置き換えられる場合にしか使えない
とも考えられると思いました。


具体的に言うと、名詞や形容動詞、準体助詞の後には使える(〇「私だ」
「きれいだ」「君のだ」)ものの、動詞や形容詞には「だ」が付くことがないため
(△「行くだ」「美しいだ」)「なら」も使えないのではないかと思いました。


「雨が降るなら、涼しくなります」といった一般条件では使えないなどの制約が
あるのはわかります。
そういった制約をクリアしていれば、動詞の後に「なら」
を付けるのは問題ないのでしょうか。

その場合、他の活用形は使えないという問題をどう解釈すればよいのでしょうか。

私は日本語を学んでおられる外国の方々のお手伝い、或いは、外国の方々に日本語を教えて
おられる日本語教師の方々のお手伝いをしている者であって、トモさんのような方
に助言できる
わけではありません。
外国の方々のための日本語文法と、国文法は、
『似て非なるもの』なのです。

日本語教師の立場でお話しますと、『なら』は接続助詞(こういう文法用語は、殆ど使いません
が・・。)としてのみ指導しております。


「どうしても行くなら、傘を持って行きなさい。」ですが、
「どうしても行くのなら、傘を持って行きなさい。」と『の』が入るのが正しい、
という意見があると思います。
ですが、一般的な日本人の会話では
『の』が抜けることが多いように思えます。

では、外国の方々に指導するときはどうするか、ですが、最初に導入するときは、『の』を入れ
て指導します。でも、上達した段階で『の』が抜けても、学習者さん
にもよりますが、くどくは
訂正したりしません。日本人でもたくさん『の』が
抜けていて、多くの人が違和感をおぼえない
ように思えるからです。


トモさんが期待なさるような回答ができないことを、お詫びいたします。


ゆう
日 本
221
 2人でテレビを見てた中で去年50歳で亡くなった人の話が出てきました。
「見て50歳やって」と言われて、私が「今の時代で考えたら若いよね。」って言い方
をしたら、日本語がおかしいと言われたのですが、使い方的におかしいでしょうか?
 その人が言うには『考えたら』と言う部分がおかしいらしく、『たら』を付けた場合
その使い方をするときは、昔の人の話をするときであって、現代に死んだ人の話だと
おかしいんだそうです。『考えたら』は仮定の話になるんで、今の会話でその言い方
(使い方)はおかしいそうなんですが、そうなのでしょうか?
 因みに、そう言っている人は、海外留学を一度していて神戸の人です。地域によって
違いとかあったりしますか?
接続助詞『たら』の用法についてのご質問ですね。
「今の時代で考えたら若いよね。」に、私は違和感を覚えません。問題ないと思います。
地域による違いかどうか?についてですが、そうではない、と思いますが、
方言とかあるかもしれないので、イマイチ断言はできません。
正直申し上げて、その方が『おかしい』と思われる理由が、よく理解できません。

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