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 表記関連(1)
ジ ロ
韓 国
日本語歴:3年
10
日本語の中における漢字の特徴や特色、中国語との差には
どんなのがあるのでしょう か?? 国字とかですか?
日本語の中の漢字の特徴は、
ひらがな、カタカナが表音文字であるのと違って表意文字であること。
つまり一つ一つに意味があるということです。

また部首それぞれにも意味があったり、音があったり。
部首から意味や発音を推量出来ることなどでしょう。
でもこれは、中国語でも韓国語でも同じですね。
国字は日本で出来た漢字で、 働、辻、峠、畑などが代表的です。
でもこれが漢字の特徴といえるかどうか?

ご質問の意味がもう一つよく分からないのですがーーー。
明治になって外国語が日本に流れ込んできました。
そして、日本語にない言葉を作らなければならなかったとき、漢字がとても重宝だった、
というようなこともご質問の中に含まれているのでしょうか。

日本の漢字は中国から来たものですが、 今では文字が違いますね。
中国大陸では簡体字を使い、台湾では繁体字を使います。
日本の漢字は台湾とだいたい同じですが、 台湾より簡単なものもあります。
例えば、台湾では『學』、日本では『学』になります。
昔は日本も『學』を使っていましたが、 少し簡単な漢字に変えたのです。
中国では読み方が1種類なのにたいして、 日本では、音読み、訓読みがあり、
しかも音読みも訓読みも 1種類ではないので、
日本語を学習しておられる方は大変でしょうね。

河村 將道
日 本
9
「・」と「,」の使い分けについてです。
「A君・B君」でも「A君,B君」でも大して変わらない気がしますが,
使い方によっては随分意味が違ってくると思うのです。
「・」は主語が並んだ語すべてを指し,
「,」は並んだ語一つ一つを指すような気がして,
普段はそのように使い分けていますが,
場面によってどちらがいいのかわからなくなってしまうことがあります。
私も自分の感覚で使い分けています。
こういうことって、例えば文部省が決めたとしても、
別に罰則があるわけでなく、表現は自由です。
『?』は、日本語の文では使わないのが原則らしいですが、 実際、私も使っています。

私の日本人の知人で、句読点を全然付けない人がいます。
アメリカ人の友人で、大文字を全く使わない人が2人います。
理由は、大文字は面倒だから。
あっ、そういうものなのだ、と目から鱗です。

日本語指導しているときですけど、 縦書きの『、』『。』以外は、
表現の自由ということで、 細かく言いません。
カギ括弧の付け方は、修士論文の指導教官に注意されてその先生の指示通りにしています。

元々の日本語に句読点はなかったのですから、
昔の人が今の表記を見たらびっくりするでしょうね。


河村 將道
日 本
8
数字と漢数字の使い分けについてです。
これも横書きの時は1,2,3,縦書きの時は一,二,三だろうと思うのですが
あながちそうとも言い切れないような気がします。
何か一定のルールでもあるのでしょうか?
基本規則はおっしゃる通りだと思うのですが、
例えば『五里霧中』のように 漢数字が熟語として入っているものは、
横書きでも漢数字で書いたほうが良いと思います。

河村 將道
日 本
7
国語ではないのですが、高等学校の教師をしています。
まず、お聞きしたいのは、
縦書き・横書きの時の句読点「、」「。」と「,」「.」の使い分けです。
以前どこかで,『縦書きの場合は「、」「。」,横書きの場合は「,」「.」を
使わなければならない』と聞いたことがあります。
しかし,私自身縦書きの場合はそれを守っておりますが,
横書きの時に「.」を使うとあまりに味気ないので,「,」「。」としています。
こちらのホームページでは「、」「。」とされていますが,
何か考えでもおありなのですか?
例えば日本語初心者の方たちにとってはその方がなじみやすいとか。
そして実際どの程度のレベルの文書・文章で
どこまでそれが守られているのでしょう?
「縦書きの場合は『、』『。』,横書きの場合『,』『.』を 使わなければならない。」
という規則を私は見たことがありません。
横書きの句読点の付け方は、特に決まってはいないようですが、
文部科学省が出している横書き文書は『,』『。』になっています。
公文書だと、各都道府県、市区町村が条例などで決めていると聞いた記憶があります。
日本語の教科書は、横書きが多いのですが、『、』『。』を使っています。
多分、縦書きと同じ句読点を使ったほうが、学習する人に負担が少ないからだと思います。
ですから、私は単純に日本語の教科書に従っています。
高校の教科書で、教科によっては横書きのものってないですか。
もしあるとして、どうなっているでしょうか。

河村さんが学習指導に使う工業科の教科書はすべて「,」「。」となっている
という情報を頂きました。

日本語調査結果(59)]もご覧下さい。

知 恵
韓 国
日本語歴:4年
6
地名によく出るヶについて教えてください。
 たとえば、霞ヶ関 でヶはがと読みますね。
その理由は何でしょうか。むかしからの疑問でした。
箇の略字に『个』という漢字があります。『ケ』も箇の略字です。
両方とも音読みで、『カ』或いは『ケ』と読みます。
本来『霞个関』と書いて『个』は『か』と読み、連濁で『が』となりました。
『个』がもう一つの略字の『ヶ』になって、これ定着したいうのも一つの説だそうです。
諸説あるらしいのですが、定説については分かりません。

どういうときに連濁が起こるかは、まだ解明されていないようです。

あっきぃ
日 本
5
私は日本人で専門学校で日本語の授業中に疑問に思ったのですが
ゴミ箱ってなぜ“ゴミ”をひらがなではなくカタカナで書くのですか?
『ごみ箱』『ゴミ箱』『芥箱』『塵箱』
どれを書いてもいいんじゃないでしょうか。 それぞれの好みで。
当て字で、もっとなんとか見た気がします。 『ご』は忘れたけれど『美』が使ってあったような。
近所に調査に行って来ました。
『ごみ箱』が一つ、『ゴミ箱』が二つでした。
因みに広辞苑では、『芥箱』になっていました。
でも、『芥箱』は『あくたばこ』、『塵箱』は『ちりばこ』と読んでしまいそうですね。

私はカタカナの用法に、「漢字を忘れたとき使う。」 というのを、勝手に入れています。
『芥』『塵』って漢字で書いたり読んだりが難しくて、カタカナになったのかもしれません。
半分冗談で、半分本気ですけど。

びんさんに、書き込みして頂きました。

> 当て字
『護美箱』ですよね?懐かしいような...
> カタカナの用法に、「漢字が分からないとき使う。」
私も同じです。 「ごみ」なんて、普通は漢字で書く言葉ではありませんよね。
だからといって平仮名で書くと、前後の単語と交じって読みづらくなっちゃったり。
そんなときが、カタカナの出番です。 もちろん、コミックの影響もあります。

日本語調査結果(52)]もご覧下さい。

知 恵
韓 国
日本語歴:4年
4
一ヶ月、一カ月
あんまり、考えたことないんですけど、  
この二つ、ヶとカの表記はどう違いますか、
私も深く考えたことがありませんでした。 なぜ『ヶ』を使うのか?

これは日本語教師をしている友人に教えて貰った話です。
『ヶ』は、『箇』の『竹』の一部をとったもの。
それがだんだん発音通りに表記するようになったのだそうです。
一ヶ月、一カ月、どちらでも違いはないですね。
オーソドックスな日本語をということなら、 『一ヶ月』と書いたほうが良いかもしれません。

かんき
日 本
3
口語では「オウ」と「オオ」の区別は厳密ではなく、
むしろ「オードーリコーエン (大通り公園)」と発音されたり、
また、「エイ」においても「テーカ(低下、定 価)」と発音されることに
違和感はありません。
ところが、外来語でこれらの音を保存しないのはなぜでしょう。
原音に近い表記をするならば、「ボール(BALL)球」「ボウル(BAWL)鉢、 椀」
「ペイパー(PAPER)紙」のようにすることが好ましいわけです。
特に、Hの字の読みを「エッチ」とするのは掛け離れていますし、
また、西欧語には 促音がないのですから「ザク(独 SACK)袋」
「モプ(MOP)柄付き雑巾」の ような表記が近いですし、好ましく思うのです。
ところで、以前にある友人にこの質問をしたら、
「内閣告示や国語審議会答申でそう なっている」と返答されました。
しかし、この返答は奇妙です。
「内閣告示や国語審 議会答申」がそうなる前の、
日本語の根っこの迫りたいわけです。
深いところにある根が原因で
「内閣告示や国語審議会答申」となったと思うからです。
また、「バレエ」は「バレー」とは書かないですし、
数の8も「エート」とはしませんが、これも不思議と言えば不思議なことです。
*回答にミスがありましたので、内容の一部を訂正しました。
『オウ』と『オオ』の区別ですが、これはかつては『おう』『おほ』と表記され、
発音も違っていたとのことです。
地域によっては、今も発音を区別しているところがあるかもしれませんが、
現在では、殆ど発音の違いはないように思います。
発音の違いはなくなっても、歴史的背景を残しているのですね。
外来語を片仮名で表記するとき、長音は『セーター』『ジュース』『カーテン』の様に表記するよう
内閣告示だったかで決められています。
この制限というか決まりから、『ペーパー』『ボール』という表記に なっているでしょうね。
しかし、こういう決まりは無視しても別にどうということはありません。
だから『エイト』『バレエ』と表記しているのでは、と思います。
『バレエ』は、balletをvolleyから区別するためかも知れませんがーー。
英語の発音になるべく近く表記した方が良いと国語審議会も考えて、
『V』の発音と『B』の発音の片仮名表記は、区別しようとはしていますね。
vietnamは、『ヴェトナム』と表記しても『ベトナム』と表記しても 良くなりました。
どんなに似せて表記しても、日本語の発音と英語の発音は違い過ぎるから
似せようとすること自体が無駄な努力だという考えもあるようです。

それと、私見ですが、日本語は促音が入った方が発音しやすいのかもしれません。
『ただいま』が『たった今』という言葉を生んだ様に。

私も、長音の表記で、平仮名と片仮名で区別することが必要なのだろうか、とか、
『R』と『L』のカタカナ表記を区別した方が良いのではないか、とか思うことがあります。

o2ka
日 本
2
掲示板への投稿をしていて「句読点を読みやすい位置に付けるのって、
難しいな」とつくづく思います。
やたら沢山「、」を付けても文脈の繋がりが分かりにくいし、
付けないと文の切れ目が見えない。
ぼくは、文章を読みやすくするために 小さな切れ目には「半角スペース」、
大きな切れ目には「、」を付けるようにしています。
文章を短くすれば「半角スペース」も不要になるのでしょうが、
短い文章を書くのも難しいですからね・・・。
活字離れが進んでいますから、長文はなかなか読んでもらえませんね。
という私も活字離れがひどいです。
でも、せっかくのホームページは読んで頂きたい!
「半角スペース」があると、読みやすいですね。
このホームページもそうすればよかったと思いつつ、
今からそうするのもとか思ってずるずると来ています。

皆様から投稿頂いた文を、勝手な行替えにしています。
文字がぎっしりあると、読みにくいと言われたことがありますので、このようにしています。
短い文は読みやすいですけど、ともすれば、幼い文章になってしまいそうで
本当に難しいですね。

アメリカ人の友達からくるメールには、大文字がありません。
理由をきいてみたところ、「大文字を打つのが面倒だから。」ですって。
そんなものかと思いました。

Fujiyama
日 本
1
突然ですが、
昔は本の表紙や新聞の見出しなどの横書きの文字は右から書いてあった
と思うんですけど、現代は左から書くのが当たり前になってますよね・・・。
それで、いつ、どういう理由で左から書くようになったのかを
詳しく教えていただきたいんですけど・・・。
伝統的日本語は、縦書きですが、横書きの場合は右書きでした。
ところが英語、ドイツ語、フランス語といった欧米系の言語が 左書きなので、
これにならって日本語も左書きになりました。 英語を右書きはできませんものね。
時期はいつかというと、第二次世界大戦後、まず大新聞が左書きを始め、
数年遅れて文部省も左書きに変わったと聞いた記憶があります。

余談になりますが、日本語が縦書きも横書きも右書きも左書きもできる言語だ
ということが、とても不思議だと感じる日本語学習者があります。



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