誰が教えているのか。
小学校や中学校で、外国から来た子供たちに日本語を教えている人には、
そのバックグラウンドで分類すると、四つに分けられるでしょうか。
もちろん、この四つの境界がはっきりしているというわけではありません。 |
(1) |
日本語学習を必要としている生徒・児童の母語が分かる人。
日本人とは、限りません。 |
(2) |
生徒・児童を教えることのプロ。つまり小学校・中学校の先生。
及び、その退職者。この場合、教職員免許が必要とされています。 |
(3) |
子供の母語を使わずに日本語指導ができる、日本語教師としての訓練を受けた人。
実際に子供の母語を使わずに教えているかどうかは、別ですが----。
日本語教育能力検定試験に合格していることを条件にしているところもあるようです。 |
(4) |
立場や資格などを超えたボランティア。 |
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どういう立場で教えているのか。 |
(A) |
例えば、『日本語指導協力者』として。(有給)
本来小学校・中学校で授業を行う場合には教員免許が必要ですが、子供達の母語が
できる人を重要視する場合、免許がなくても指導できるようにという方策です。
生活指導と通訳のみを、協力者の仕事の内容にしているところもあるようです。 |
(B) |
小学校・中学校の現職の先生が。(有給)
国際教室担当といった名目で、日本語指導担当となっています。 |
(C) |
非常勤講師として。(有給)
この場合、教員免許が必要とされています。
教員免許を持っていない人に、臨時免許を与えているところもあるようですが
珍しいケースだと思います。 |
(D) |
立場や資格などを超えたボランティアとして。(無給) |
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いつ教えているのか。 |
(い) |
子供達の授業中に取り出して。(学校で) |
(ろ) |
放課後。(学校で) |
(は) |
一たん帰宅してから、夕方。(公共の施設などで) |