江戸時代の国学者というと、殆どの人が本居宣長を挙げるでしょう。 しかし、ここで忘れてはならないのが、同じ伊勢の国、同じ時代に生きた、
谷川士清(たにがわ ことすが)です。
お二人とも呼び捨てにするのは余りに失礼なのですが、ここでは勘弁していただきます。
士清は、宣長より21才年上で、宣長に大きく影響を与えたと言われています。 宣長と士清は、生業が医者であった点も似ています。
宣長の旧宅は、松阪市魚町にあったのですが、同じ松阪市内にある松阪城址公園に
移築されました。『鈴の屋』としてとても有名ですね。
士清の旧宅は、津市内の士清が実際に住居としていた同じ場所に修復されて、
津市教育委員会の管理のもと一般公開されています。 |