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お叱りを受けてしまいそうなお答えしかできません。
同音漢字の使い方の区別についての私見です。
というか、日本語学習者さんから質問されたときの私の答えです。
二通りあると話しています。
(1) |
どっちを使っても気にしない。 |
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例えば、『降りる』と『下りる』
『電車を降りる』の場合、私は習慣的に『降りる』を使うのですが、
『下車する』ともいいますし、『乗降客』とも言います。
『降りる』と『下りる』のどっちを使ってもOKにしています。 |
(2) |
意味によって使い分ける。 |
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『絵を描く』『文字を書く』、『風景を見る』『患者を診る』『オペラを観る』等
使い分けてはいますが、
「かつては『かく』『みる』等同音漢字がごちゃ混ぜに使われていた。」
と書いた文献をどこかで見たように思うのです。
ですが、どこで見たか思い出せません。 |
『何が正しいか』ですけど、
逆に『正しいとは何か』と考えてしまいます。
言語はめまぐるしく変わっていきます。
小学校や中学校では、正しいものが決まっていて、白か黒か
はっきりしているらしいですが、
現実の生活の中では 言語は極めて自由なもので、どんどん変わっていきますし、
辞書で調べてもかなりの違いがあります。
『指す』『差す』は、(1)だと私は考えています。
習慣的に、こっちを使うとかいうのはありますが、
正しいというはっきりした根拠があってのことではありません。
納得していただけそうにない回答になってしまい、すみません。
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