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『漢語』(簡単に言ってしまうと音読みする漢字でできた言葉)に
『する』がついたものを 漢語動詞と呼びます。
例えば、『勉強する』『研究する』等がそうなのですが、
これを『勉強をする』『研究をする』としても、その言葉を使う人が、
どちらの方が自分の気持ちにぴったりくるかということであって、
問題ないと私は思っています。
私自身の場合は、『歴史の勉強をする』『漢方薬の研究をする』のように、
勉強や研究の具体的内容がある場合は『を』入れて、
そうでなければ 『勉強する』『研究する』のように『を』を入れていないように思います。
(余り意識していないのですがーーー。)
ご質問の『出発をする』『到着をする』ですが、
この二つに関しては、『出発する』『到着する』の方がすっきりしていて、私の好みに合います。
『致します』が謙譲語なのか丁寧語なのかという問題もありますが、
『出発致します』『到着致します』の場合、丁寧語だと思えますので、
これで良いのではないでしょうか。
ただ、近年、敬語が過剰になる傾向があると言われています。
『出発します』『到着します』でも十分だとは思うのですが、
駅のアナウンスの『致します』に私達は慣れてきている人にとっては、
『致します』にした方が耳に心地よいのかな?とも思います。 |
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