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 発音関連 (6)
元日本語教師
日 本
60
今は日本語教師を卒業していますが、以前教えていたとき、
『20歳』の読み方は『はたち』であって、
『にじっさい』とは読まない、と教えてきました。
ところが最近テレビ等で『にじっさい』をよく耳にします。
かつて教えていたことが、間違いだったのかと心配になったきました。
ご意見をお願いします。
そうですかぁ。テレビで『にじっさい』を耳にされることがあるんですね。
ぼんやりしていて、気が付きませんでした。
私も『はたち』という読み方を教えてきました。
ただ、『にじっさい』という読み方をする人もある。意味は通じますよ。とは言ってきました。

日本語を勉強されている外国人の方には、『はたち』は覚えにくいので、
難しい方をしっかり覚えていただいたのは、よかったと思います。
お気になさらなくての良いのでは・・・・。言葉は、変化するものですし。

私は、地方出身で『にじゅっさい』と言っていました。
日本語教師養成校に通っているときに『にじっさい』を知って、驚きました。
もし『にじゅっさい』が方言であったとして、方言が間違いだということではありません。

iroika
日 本
59
20歳フリーターです。拙い日本語になりますが、目を通していただけると嬉しいです。

質問内容:『分からない』という言葉は『分かんない』とも言いますが、
なぜ『ら』が『ん』になるのかか理解できないです。
(『分からない』の派生(意味は同じ)で『分かんない』があると思っているので
『ら』→『ん』という書き方をしています。)
発音の仕方的にも、音の響き的にも、似ていないと思うのです。
例えば、『ら』が『む』だったら、発音の仕方は異なっていても
音の響きは似ているので、『ん』に変わることに納得がいきます。
ですが、どうしても『ら』が『ん』になる理由は分からないのです。
変わるなら『ら』を最大限ゆるく発音した時に残る母音の『あ』なのではないか
と思うのですが、実際は違います。やはり意味などないのでしょうか。
『ら』の代用が『ん』になる樹さんの見解をお聞きしたいです。
宜しくお願い致します。
音声学は、日本語教育能力検定試験受験のため勉強しましたが、
苦戦し、今も得意ではありません。ですから、私見の範囲で、回答させていただきますね。

私は、関西で育ったのですが、多分『分からない』と言っていたように思います。
『分かんない』と言っていた人も周囲にはいたように記憶していますが、
『分かんない』は、幼児語だと思っていました。

日本語教師になってから、『分かんない』は東京方言だと聞いたことがあります。
知らなかった!!(東京方言であるという真偽は分かりませんが・・・・・。)

なぜ『ら』が『ん』になるか?『あ』にはならないのか?ですが、
人間は横着で、折あらば楽しようとするものです。
『ら』を発音しようとすると、舌を使い、かつ口を開きます。『あ』も口を開きます。
それに比べて『ん』を発音するのには、エネルギーが少なくてすみます。
だから、というのが、私の考えですが、私見でしかありません。

ここらあたりが、『分かんない』が幼児語だと思い込んでいた理由かもしれません。

やまた
日 本
58
こんにちは。日本出身の作詞作曲をしている者です。
私はいま曲を作っていまして、
その題名として「天涯の子ら」を考えているのですが、
これを見せたところ”子ら”は関西弁なのでは?という
指摘を受けました。東京の知り合いに聞いたり、
色々調べてみましたが、決定的な答えがみつかりませんでした。
”子ら”は関西弁なのでしょうか?
私は成人するまで関西の端っこで暮らしていました。
思い出してみると、『わたしら』とか『あんたら』とか使っていました。
関東で暮らすようになって長いのですが、
今は、『わたしたち』『あなたたち』『あんたたち』を使っているように思います。

だからと言って『ら』が関西弁だということではないと思います。
『これら』『ぼくら』『彼ら』など関西でも関東でも使われているのではないでしょうか。
あっ、でも『彼女ら』とは言わず『彼女たち』と私は言います。

『ら』を使うか『たち』を使うかの習慣のようなものはあっても、
特に『ら』が関西弁だということではないと思います。

Suzuki
日 本
57
ハ行音は「ん」の後にくると、ハヒフヘホが半濁音のパピプペポに変わります。
電波、燃費、切符、密閉、連邦など。
ところが、部首の「ごんべん」や「三本・さんぼん」は濁音になります。
ハ行音の後にも「ん」くると濁音になるのかなとも思いましたが、
「三分・さんぷん」は半濁音です。

ところが、部首の「ごんぺん」や「三本・さんぼん」は濁音になります。
ハ行音の後にも「ん」がくると濁音になるのかなと思いましたが、
「三分・さんぷん」や「断片・だんぺん」は半濁音です。
何か理由があれば、教えてください。

日本語の規則は、規則というより『傾向』だとお考え下さい。例外がたくさんあります。

ご指摘のハ行音の半濁音化ですが、日本語教師になるための修行中、先生に私も同じ質問をしました。
お示しの条件で全てが半濁音化するわけではないと、先生から伺った記憶があります。
例外的に濁音化することもあるのです。


須 郷
日 本
56
質問は、「今時期」とは正しい日本語ですか?

グーグルでは、北海道弁との意見がありますが、全国雑誌ではよくみかける言葉です。
私は、『今時期』という言葉を聞いたことがないし、目にしたこともありません。
辞書にも出ていませんでした。
『今の時期』という意味なのかと思いますが、文脈を見ないと何とも言えません。

「『今時期』は、標準語ですか?」というご質問ではないかと思うのですが、その場合、
「多分、標準語ではないと思います。」と答えます。

ところで、「標準語とは何か?」ですが、私が高校生だったとき授業でこう習いました。
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明治時代になって、人々の往来が激しくなったとき、地方の人が話す言葉がマチマチで
コミュニケーションがとれないという問題が発生しました。
同じ東京の中でも、マチマチの言葉がありました。
それで、東京の山の手の人が話す言葉を基準にして『標準語』が作られました。
かつて、「方言は悪い言葉だから標準語を話すようにしよう。」という時代がありましたが、
方言は、決して悪い言葉ではなく、むしろ大切な文化です。
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テレビ、ラジオで耳にする東京人が話す言葉は、必ずしも『標準語』とは言えず、
『標準語』は、NHKのアナウンサーが話す言葉だと思っています。

「『今時期』は、正しい日本語ですか?」というご質問だと「正しい日本語とは、何なのか?」
と分からなくなります。


Yoshiciv
日 本
55
「母音の無声化はアクセント核だと起こらないのですか?」
無声化はうまく意識的に理解するのが難しいので伺います。
そもそも『母音の無声化』は、『起こる、起こらない』ではなくて、『起こりやすい、起こりにくい』という
地域差とか個人差とかの問題ではないか、と思います。
中村玉緒さんの「中村玉緒でございますぅ」という無声化が起こらない発音を聞くと
その考えを強くします。

『母音の無声化は、アクセント核では起こりにくい』と思います。

spd82yk9
日 本
54
自転車をいままで”じでんしゃ”と読むと思っていました。
母は神戸父は東京育ちです。
今住んでいる山形の人に、こちらではかなりお歳の方々は使うといわれました。
実際の使用はどうなのか、気になっています。
ご両親ともに『じでんしゃ』とお読みになるんでしょうか。
私は、子供のころからずっと『じてんしゃ』と読んできました。
辞書で引いても『じてんしゃ』です。
因みに、『じでんしゃ』をワープロ変換すると 『時電車』あるいは『字電車』となります。
『じでんしゃ』と聞くと、東北訛りのように聞こえます。
(東北訛りについて、よく知らないのですが・・・・。)

koji
日 本
53
麻生首相が「未曾有」を「みぞうゆう」と読んで、
「漢字読めない!」と笑いものになったのですが、
広辞苑には、「みぞうゆう」という読み方も出ています。
麻生首相は、はっきりそう言えばよかったのに!
そうなんですか?
私が調べた範囲では、『みぞう』と『みぞうう』と両方あって、『みぞうゆう』はありませんでした。
元々、『みぞうう』だったのが、最後の『う』がなくなって、
現在では『みぞう』なのだと思っていますが・・・。

ラポルト セドリック
フランス
日本語歴:9年
52
フランスの大学でも日本の日本語学校でも勉強した私は
日本語でイントネーションが大事だと
教えていただいたことは全然ないのです。
偶然でインターネットを調べたら、初めて知ったものです。
例えば、「あめ」という単語は
「雨」という意味があれば「(食べられる)アメ」という意味もあり、
この単語だけを言う時はイントネーションによって意味が分かりますね。
初めてそれに気づいたとき、本当に驚いたんです。

しかし地方によってイントネーションが違っても
日本人はみんな分かり合うんじゃないですか?
一方、「雨を食べる」、「アメが降っている」と分かる人はいないですね。
というわけで、イントネーションより文脈のほうが大事じゃないかと思います。
ご意見を聞かせていただけませんか?
イントネーションというのは文全体に関するものであって、
おっしゃっているのは、イントネーションというよりは、
日本語独特の『高低アクセント』についてではないかと思います。
因みに英語は『強弱アクセント』です。(私はフランス語は分かりません。)

『高低アクセント』というのは、単語がそれぞれ固有に持っているものです。
しかし、単語がそれぞれ持っているものであっても、
その単語に助詞がついたり、活用したり、複合語になったりすると変わってくる場合もあります。
まして、文章の中では、変化する場合もあります。

この『高低アクセント』ですが、同じ日本でも地域によってかなり違う場合もあります。
四国のある地方では、 雨と飴の『高低アクセント』が、東京方言と逆だと聞いたことがあります。

もちろん、文脈で意味が分かる場合も大いですが、
私は、日本語の高低アクセントは、とても大切だと思っています。
日本語指導の場合は、私自身東京アクセントを使うように心掛けています。

正しい(と言えるかどうか?)『高低アクセント』を覚えてもらうことも大切ですが、
母語を『強弱アクセント』で発音する学習者さんには、
特に気をつけて、『高低アクセント』をマスターしてもらうように、努力しています。
大リーグで活躍している、鈴木イチローさんですが、
日本人は、『イチロー』と発音しますが、アメリカでは、『イッチロ』と発音されています。

外国の方で、日本語教師を志しておられる方とか、日本語でお仕事をなさっている方とかには、
ぜひとも日本語の『高低アクセント』をしっかり学んでいただきたいと思っていますが、
日常生活では、周囲が理解してくれると思うので、それ程気になさることはないでしょうね。

Takahashi
日 本
51
音訳のボランティアの勉強をしている者です。
おそらく、「言を引く」は、「げんを引く」と読むのだと思いますが、
それで正しいでしょうか?
もしご存知でしたら 教えてください。
私も『げんをひく』だと思うのですが、 正しいかどうか断定するに至りません。

ということで友人に尋ねてみたところ、
『げんをひく』と読むのだと思うけれど、こういう質問があるのは、
何かあるからだろうか?と皆一様に首を捻っていました。

三ッ橋芳子さんから、「『げんをひく』と読む。」というメールをいただきました。
ありがとうございました。



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