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現在中3男子でですが、
何故か自分の「き」と「け」の発音がおかしくて、
空気が漏れたような感じがするんです。
自分でも直そうと思いまして思い出すたびに練習してるんです
けど、一度もしっかり発音できた事はありません。
友達にもこれが原因で笑われてばかり・・・
そこで、舌の使い方など教えてもらえればありがたいです。 |
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『き』の発音が出来ません。『け』も苦手です。
テレビでも、私と同じように『き』の発音が上手く出来ないタレントさんを
何人か見た事がありますが、生まれつきなのでしょうか?
直す方法はありませんか?
空気が抜けるような音になってしまいます。
『気持ち』など、頭に『き』がついた場合はまだよいのですが、
『電気』など、最後につくと発音出来ません。『電気機器』など、
『き』が続いている言葉は全く発音出来ません。
仕事で人前で喋らなければいけない時、苦痛です。
アドバイス宜しくお願い致します。 |
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『き』と『く』の発音がしにくいというのは、よくある話だというか、
理解できるのですが、『き』と『け』というのは、とちょっと考えてしました。
同じようなメールをあまり期間があかないうちにいただいたので、
ここに私の考えをまとめてみます。
音を発音するとき、喉仏に触っていると、
喉仏が振動するのが有声音、振動しないのが無声音です。
日本語の母音は[a][i ][u][e][o]の五つがあります。
そのうち[i ]と [u]を、『狭母音』と言います。
発音するとき、口のあき方が狭いので、こう呼びます。
母音は五つとも無声音です。
子音は、無声子音と有声子音とあります。
イ行とウ行の音が、語頭に来る場合は問題ないのですが、
語中、語末に来ると、
『音』が消えてしまう(母音の無声化といいます)ことがあります。
もっと詳しく言うと、[i ]と [u]が無声子音に挟まれると、
無声化しやすいということです。
[k]は無声子音の代表的な音です。
電気[denki]や[denkikiki]は、
有声であった母音が無声化しやすい典型的な例です。
この母音の無声化は、
関東地方で生まれ育った多くの人に見られることだそうです。
中村玉緒さんは、語末が無声化しません。
「中村玉緒でございますぅ。」と聞こえますね。
もし、猫好きさんと三船さんの発音しにくいのが『き』と『く』なら、
お二人だけではないので、気になさることはないように思いますが、
いずれにしても、私は専門家ではありませんし、
メールでの回答には限界があります。
どなたか音声学の専門家にご相談なさるのがよいかと思います。 |
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