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名詞関連(8)
kouiti sakakura
日 本
80
「反対」と「逆」の用法についての質問です。
意味に於いてはニュアンスが違いますが、
使い分けが少し難しいと私は思っています。
適法と言うか「こういう場合は反対、この場合は逆」と使い分ける時は
どういう時に使うと正しく伝わるでしょうか。
『反対』と『逆』は、多くの場合、置き換え可能だと思います。
こういう疑問にぶつかったときは、
置き換え不可の場合はどんなときか、考えるのがよいでしょう。

例えば、次の場合は『反対』を使い、『逆』は使わないように思います。
*対になっているもののもう一方。
*考えに同意できないとき。

こういう方法で更に考えてみてください。
正しく伝わるかどうかは受け取る側の個人差もあるので、一概には言いにくい問題です。

京谷 茂
日 本
79
30代から スペインそして現在は南米チリで生活いています
現在は日本企業の駐在員のお子さんを預かる幼稚園を経営しております

質問
家 という字は 辞書によりますと『いえ』とあり『うち』とはありませんが
たとえば我が子には 『おうちに帰ろうか』と言ってますが
他のお子さんには『おいえに帰ろうか』 と言ってます
これは間違えなのでしょうか
『おうち』とは 幼児などが使用する言葉なのでしょうか
『おいえ』と『おうち』の使い分けをご指導頂けないでしょうか

長い間日本に戻っておらず 日本語が曖昧になってきてしまっています
宜しくお願いいたします
「おいえに帰ろうか。」と言っても、間違いだというほどのことではないように思います。
ただ、私は他人のお子さんにも「おうちに帰ろうか。」と言います。
お子さんの立場になって、話かけますので。
例えば、「ママとお買い物に行くの?」と聞く場合、
もちろんお子さんのママであって、私の母親ではありません。 それと同じです。

『おうち』という言い方ですが、
一般的には幼児が使用しますし、幼児に対するとき、大人も使用します。
成人の女性同士の会話では、『おうち』と言う場合もあるような気がします。

一般には、『おいえ』とはあまり言わないように思います。
『おいえ』という場合は、建物を指していて、
「○○さんのおいえは、築何年ですか?」というかもしれません。
でも、私は『おいえ』とは言わず、「○○さんのお宅は、築何年ですか?」と言います。
『おいえ』と言う人がいても、別に違和感を覚えるほどのことはありません。

さくら
日 本
78
今学習者と指示代名詞の学習をしています。
テキストはみんなの日本語とその英語版です。
これから、ここ そこ あそこ どこ こちら そちら あちら どちら
を学習しますが、気になるのは、
普段よく使うこっち そっち あっち どっちが入ってないことです。
場所 方角
こっちのベランダは日当たりがいいけど、そっちはわるい。  
こっちには、こしあぶらの木いっぱいあるわ。そっちはどう?(山菜とり)
あっちのみちを 下るほうが近道よ。

こっちは使いやすそうだけど、
そっちのほうがデザインがいいし迷ってしまう。
バックは使いやすいのがいいわよ。こっちにしたら 。
(母親)お菓子屋で、どっちでも好きなのにしなさい。
(こども)こっちもそっちもふたつかっていい?
場所とモノの両方使えて混同するから教えないということなのでしょうか。
復習する時に教えてあげたほうがいいと思っていますが
何か問題あるでしょうか。
いえ、何も問題ないと思います。
こちら=こっち、そちら=そっち、あちら=あっち、どちら=どっち と教えて、
こっち、そっち、あっち、どっちは、友達と話すときやお母さんが子供に話すとき等に使う、
と言ってよいと思いますが、 どうでしょうか?

篤子
日 本
77
去年の大河ドラマを見ながら思っていたことですが、
将軍の正室である「御台所」というのは、いわゆるキッチンの意味でしょうか。
将軍以外の徳川氏の正室は「御簾中」と呼ばれます。
「御簾中」の方が、「御台所」より高貴な印象があるので、
江戸時代、「台所」にキッチン以外の意味が
あったのではないかと思うのですが、ご存知だったら教えて下さい。
『台所』は、『台盤』という食事を置く台の名称からからきているという記憶があります。

江戸時代に、キッチンのことを台所と言ったかどうかですが、
『武士の一分』という映画で、海坂藩の藩主の食事を作る場所を『台所』と呼んでいました。
また、下級武士の家の食事を作る場所も『台所』と呼んでいました。
山田監督がそのようなことを間違えることはないのでしょうから、
江戸時代も、『台所』は食事を作る場所だったのでしょう。
ただ、これは武士の階級でのお話なので、農工商では分かりません。

『台所』の意味ですが、キッチンの他に『家計』という意味があります。
『御台所』という呼称は、江戸時代以前にもあったという記憶があります。
日本国の『家計』を預かる大本という意味で
使われていたのかな?と推量しますが、よく分かりません。

余談ですが、(私はあまり記憶がなく、姉から聞いた話です。)
父のところに来た手紙の父の名の横に、『御簾中様』とあったそうです。
母がそれを見て、「尊敬語もここまでくると失礼だ。」と言ったとか。

父の名前の横に『御内室様』というのは、見たような気がします。

はるな
日 本
76
私は、中学2年生です。
私のクラスには、アメリカ人の女の子がいます。
お母さんが日本人で日本語が上手ですが、
ときどきおかしいことがあります。
アメリカから持ってきたビーズのネックレスをくれて、
「これはアメリカの名物です。」と言いました。
おかしいと思うのですが、どう説明すれば良いか分かりません。
教えてください。
『名物』というのは、1番の意味としては、食べ物に使います。
それも、すぐに食べられるものに使います。
「新潟県の名物は、美味しいお米です。」
「新潟県の名物は、美味しいお煎餅です。」
×
お煎餅はお米からできていても、上のようになります。

アメリカから持ってきたビーズのネックレスで『名物』という感じのものは、
アメリカの先住民、例えばナバホが作ったものとかを想像します。
やっぱり『名物』はおかしいですね。
では、なんと言うか?
うーーーん。『民芸品』とでも言うのかな。
でも、アメリカ製のビーズネックレスを民芸品と言って、イメージに合うかどうか?
「これは、アメリカの先住民が作ったものですよ。」と言えば、問題ないんですけど。

他には、『この町の名物オヤジ』とか、『上州名物カカア天下とカラッ風』のように
使うこともありますね。

米山香里
日 本
75
子ブタ、子ざる、子ゾウなどとは言うのに、
子キリン、子ヘビ、などとは言わない(聞かない?)のは なぜでしょうか?
自分なりに調べているのですが、いまのところ本などにはのっていません。
色の考え方と同様、
日本に昔からいる動物には “子”がつくのかと考えているのですが、
確かではありません。
ご意見をいただけたら幸いです。
そうですか。考えたこともなかったのですが・・・・。

直感的には、一般的なペット、家畜、物語に出てくる動物等、親しみやすい動物だと
耳慣れているということではないかと思うのですが、根拠はありません。

試しに、インターネットで検索してみると、『子きりん』『子へび』ともにヒットしました。
よく分からないのですが、『親』と『子』を強調して区別したい場合には、
どんな動物にも『子』はつくんじゃないかという気がしてきました。
『子きりん』『子へび』と使った場合、
間違った日本語などということにはならないのではないでしょうか。

これは日本語教師だから知っているとかいうことではなくて、
個人的にそんな感じがする、という程度のことです。
全く自信がないのですが、 参考意見の一つにしていただければと思います。

abe
日 本
74
拙宅近くの建て売り住宅の看板に「売却中」という大きな文字があります。
「売却」には「売り払った」という過去形の意味であり、
それに現在形の 「中」の文字をくっつけるのは間違いなのではと、
少々の違和感を抱いて おります。

「商談中」とか「売り出し中」が一般的なだけに、どうも馴染めません。
私だけが持つ疑問ではありましょうが、、、。
私も同意見です。
『却』の字が、私の違和感の原因になっています。
因みに、近所の建売住宅の看板を見てきたのですが、 『販売中』となっていました。

たまたま居合わせた知人の女性(40代)に、この疑問をぶつけて、
違和感はないかと聞いたところ、「別に・・・。」という答えが返ってきました。
結構、個人差のあることなのかも知れません。

田 井
日 本
73
私は香港で、中上級の学生に日本語の読解、会話を教えております。

今回、学校でミニテストが行われたのですが、
その模範解答にどうしても納得がいきません。
意見をお聞かせいただければ幸いです。

テスト問題:(  )の中から、正しい答えを選びなさい。
(1)
A:
B:
A:
東京ショッピングモールはどうやって行けばいいんですか。
ああ、(そこ・あそこ)は、行き方がちょっとむずかしいですよ。
そうですか。
行ったことがないので、東京駅からの地図を書いてくれませんか。

質問:学校側の模範解答は「あそこ」です。
しかし、私は、正解は「そこ」のような気がしますが、いかがでしょうか。

理由:Aは、その場所の名前は聞いたことがあっても、行き方を知らない。
この会話のトピックは名前を知っているか否かではなくて、
「その場所を知っているか否か」なので、
Aは、「その場所は、知らない」ということになります。
従って、「一方(B)は知っているが、Aは、知らない」ということで、
「そこ」になると思うのですが・・。

また、Aが先に提出した話題
「東京ショッピングモール」を表す意味で重複を避け、
単純な指示語として使った場合、文脈的に考えても「そこ」になると思います。

「あそこ」が使われる場合は、「双方が良く知っている」もしくは、
「個人のつぶやき(回想、感情を含む場合)」です。
このBの発話には「個人のつぶやき。回想」などの様子は見られません。

以下は、教科書の練習の正解です。
『新日本語の中級 T ・第4課 67ページ: 練習1の2)
(2)
A:
B:
A:
新宿にある「桜レストラン」行ったことある?
ええ。
今度(そこ・あそこ)へ行きたいんだけど、場所教えてくれない?

教科書の模範解答では、このように、一方が所在場所を知らない場合、
「そこ」が正解になっています。

まだ他に根拠があるのですが、ここでは割愛して、
とにかく、「そこ」が正解なのではないかと思うのですが・・・・。
日本語の文法書など、常に万人の納得いくものであるかどうかは、疑問です。
違和感がある場合は、日本語母語話者の直感を信じてやっていくしかありません。
しかし、自分の直感が必ずしも多数意見に入らないこともあり、苦しいと思うこともありますね。

私の母語話者としての直感では、(1)は『あそこ』で、(2)は『そこ』です。
どうすれば、説明できるだろうかと考えてみました。
まず、(1)と(2)を少し言葉を加えて書き直してみます。

(1)’
A:
B:
A:
東京ショッピングモールはどうやって行けばいいんですか。
ああ、『あそこ』は、行き方がちょっとむずかしいですよ。
そうですか。今度『そこ』へ行きたいんだけど、
東京駅からの地図を書いてくれませんか。

(2)’
A:
B:
A:
新宿にある「桜レストラン」行ったことある?
ええ。『あそこ』は、とても美味しいですよ。
今度『そこ』へ行きたいんだけど、場所教えてくれない?

(1)’(2)’とも、Bは『あそこ』を使い、二度目のAは『そこ』を使うのが自然だと思います。
ですから、(2)は、(1)の答えを『そこ』にする根拠にならないのではないでしょうか。
(1)(1)’について考えてみると、
AとBが話し始めたとき、 Aは『東京ショッピングモール』について
名前とかは知っているけれど、場所は知りません。
Bは、名前も場所も知っています。 (行ったことがあるような感じです。)
このとき、『東京ショッピングモール』は、心理的あるいは距離的に遠く、
AのテリトリーにもBのテリトリーにも入っていないので、『あそこ』となります。

しかし、Bが知っていると答えた瞬間、
Aから見ると『東京ショッピングモール』は、心理的にBのテリトリーに入りました。
それで、Aは『そこ』を使います。

しかし、こういう感じ方も人それぞれで、いろいろ説明の方法はあるでしょうが、
とりあえず思いついたことを書いてみました。

楊雲鵬
中国
日本語歴:1年半
72
「お袋」は「母」の意味ですね。
でもどんな場合に使いますか、教えてください。
自分の母親に親しみをこめて「お袋!」と呼んだり、
またくだけた会話の中で、「うちのお袋は、もう75歳なんですよ。」 などと言ったりします。
話している相手に「あなたのお袋・・・・・。」とは、普通言わないのですが、
親しい間柄では「あなたのお袋さん・・・・・。」と言うこともあります。

日本の有名歌手に森進一という人がいるのですが、
彼のヒット曲に『お袋さんよ』という歌があります。
この場合は、自分の母親を「お袋さんよ!」と呼びかけています。

『親父』は『お袋』の対になる言葉です。

日本語は、男性が使う言葉と女性が使う言葉が分かれているものがありますが、
最近この区別がはっきりしなくなってきたものもあります。
でも、『お袋』『親父』は、女性は殆ど使わないというのが私の感覚です。
(私の女性の友人で、盛んに使う人もあるんですけれど。)

眞由美
日 本
71
『道楽』という言葉を私個人としては、
自分や、自分より立場が下の者に対して使ったり、
謙った表現と思っていたのですが、
先日、同僚が上司との趣味についての会話の中で、
上司『釣りに嵌ってとうとう船を買ったんだよ。』
同僚『道楽ですねぇ〜』と言っていました。
使い方として違うのではないかと思ったものの確信がもてなかった為、
黙っていました。

その後、使い方についていろいろ調べましたが
納得のいく回答 を見つけられませんでしたので
教えていただければ と思いました。どうか、宜しくお願い致します。
特に使い方とかがあるとは思えないのですが、
私はこう使っているということを書いてみます。

私の場合は、自分のことを話すときで、 ちょっと気恥ずかしい気分を隠すために使ったり、
熱中しているけれど、それほど真剣ではない といったニュアンスをこめて使ったりします。

まぁ、一般には自分以外の人、特に目上に人に直接は使わないように思います。
例えば「Aさん(上司)は、釣りが道楽なのよ。」と
上司がいないところで 言ったりすることはあるでしょうね。
でもAさんととても親密な場合は、面と向かって言うこともあるかもしれません。

『道楽』には、『遊興に耽る』という意味もあるので、
ちょっと気をつけた方がいいかもしれないとも思います。

上記は、私の個人的な意見だということを踏まえて、 参考にしていただけたら幸いです。



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