【
名詞関連
】【
助詞関連
】【
形容詞関連
】【
発音関連
】
【
接辞関連リスト
】
【
動詞関連
】【
待遇表現
】【
副詞関連
】
【
文の構成
】
【
助動詞関連
】
【
いろいろ(1)
】【
いろいろ(2)
】【
いろいろ(3)
】
【
表記関連
】
接辞関連(3)
接尾語、接頭語を総称して接辞と呼んでいます。
接尾語、接頭語ではないけれど、ここに押し込んであるものもあります。
さくら
日 本
30
私が日本語を教えている人と、助数詞楽しく勉強しましたが、
食事のところで私の準備が足りなくて迷いました。
おうどん お好み焼きが大好きで、
家ではご飯をお茶碗で食べているそうです。
おうどんとご飯は一杯(説明では飲み物でカップグラスに入っているもの)の
範疇に入れましたが、ご飯はいちぜんみそ汁はひとわんのほうがよかったでしょうか。
学校給食などではどうなのでしょう。
後お好み焼きとか皿にのって出てくるものは、一皿二皿と教えました。
思い出せなかったら、注文はなんでもひとつふたつで大丈夫
なんて言ってしまい すこしひっかかっています。
地方にもよるんでしょうけれど、 私は、ご飯は一膳、みそ汁は一杯です。
(因みに、お箸も一膳です。)
お好み焼は、私は、一枚二枚です。一皿二皿もいいんじゃないでしょうか。
一つ二つはとても便利ですよね。
私も例えばハンバーグなどを注文するとき、「ハンバーグ二つ!」と言います。
他に、思い当りません。
「ハンバーグ二人前、お願いします。」もありかな?とは思いますが、
でも実際は、「ハンバーグ二つ!」と言っています。
お店によっては、英語で、「ハンバーグ、ツーですね。」と確認するところもあります。
何も英語で言わなくても!と言っている人がありましたが、
一つ、二つは、全部に『つ』が着くので、間違いが起こりやすいからだろうと思っています。
学校給食ではどうなのか、そのうち小学校の先生にお会いする機会があったら伺ってみます。
南十字星
日 本
29
「〜もどき」という表現方法について教えてください。
外国の友達からのメールに、
「朝起きると、窓からおとぎ話もどきの冬景色が見えました。」 とありました。
「もどき」を辞書で調べると
「名詞の下に付いて、それと張り合うくらいのもの、
それに匹敵するもの、そのものに似て非なるものである、などの意を表す。」
と ありました。
友達は、「おとぎ話に匹敵するくらい綺麗な風景だ」と言いたいのだ
と思うのですが、なんだかしっくりきません。
「〜もどき」というと、「対象物よりも幾分か劣っている」感じがします。
辞書に書いてあることに、反論するようで、少し気後れするのですが、
『〜もどき』を私の言葉で説明すると、
「名詞の下について、何かに似せているもので本物よりは幾分か劣っている、
あるいは、 似せることによって本物とは違ってはいるが、
それなりの価値が生まれたもの、等の意を表す。」となります。
あくまで、『似せようと努力した』過程、あるいは『対象物を意識した』過程が
必要だと思うのですが、 どうでしょうか。
『冬景色』が『おとぎ話』に似せようと努力したなどありえないので、
「朝起きると、窓からおとぎ話もどきの冬景色が見えました。」はNG になると思います。
類
日 本
28
私のバイト先に、たくさんの中国人が働いています。
その中の一人の子に 『「〜ぎみ」と「〜ぽい」の違いは何?』 と聞かれました。
店長は 「一緒!」 と言い、社員さんの一人は
「方言の一つじゃない?じゃなかったら、基準の有無とか?」 と言いました。
でも、その子によると両方とも教科書で出てくるそうです。
そこで、私も真剣に考えて見ました。
私の考えは以下です。意見下さい。
ぎみ
ぽい
風邪
:
○
○
熱
:
△
○
冬
:
×
○
傾き
:
○
×
賢い
:
×
○
写る
:
×
○
女
:
×
○
私の考え
@
「〜ぎみ」は見えるものに使えて、
「〜ぽい」は見える見えないに
関係なく使える。
A
「〜ぽい」は自分に使えない。
例)
私って賢いっぽい。
彼って賢いっぽいね。
×
○
でも・・・・私って女っぽいでしょ?○
(↑使えますよね???)
○×は、かなり個人差があることだと思いますが、以下に私の感覚で○×をつけます。
ぎみ
っぽい
風邪
:
○
×
傾き
:
○
×
遅れ
:
○
×
疲れ
:
○
×
飽き
:
△
○
忘れ
×
○
冬
:
×
△
熱
:
×
○
女
:
×
○
哀れ
×
○
安
:
×
○
賢(い)
:
×
×
*写る
:
×
△
類さんの考えに対する樹の考え
@
見える見えないには、
関係がないように思います。
A
おっしゃるとおり
「私って女っぽいでしょ?」は○で
『っぽい』は自分にも使えますね。
私は『賢いっぽい』は使わないんですけど。
まとめてみると、次のようになります。
『ぎみ』
:
名詞と動詞の連用形について『傾向がある/気配がある』
『っぽい』
:
動詞の連用形について『よくそういうことが起きがちである』
名詞について『近い性質/状況にある』
形容詞・形容動詞の語幹について『状況をありありと表現する』
『写るっぽい』は、私は抵抗があって使えないのですが、
使っている人は、『らしい』という意味で使っているように思います。
張
中 国
日本語歴:11年
27
次ぎの助数詞の読み方について聞きたいですが。
三口
三管
三缶
三体
三袋
三梱
三氏
三方
三躯
三柱
三喉
三鉢
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
A さんく
A さんかん
A さんかん
A さんたい
A さんたい
A さんこん
A さんし
A さんかた
A さんく
A さんばしら
A さんこう
A さんばち
B さんぐ
B さんがん
B さんがん
B さんだい
B さんだい
B さんごん
B さんじ
B さんがた
B さんぐ
B さんぱしら
B さんごう
B さんぱち
同じ日本人でも、個人差があると思います。
日常生活では使わないとも思えるものがあるのですが、以下、私の考えです。
三口
三管
三缶
三体
三袋
三梱
三氏
三方
三躯
三柱
三喉
三鉢
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
みくち
日常生活では使いません。
A さんかん
A さんたい
みふくろ
日常生活では使いません。
A さんし
『おさんかた』と言うことがあります。
日常生活では使いません。
みはしら
日常生活では使いません。
みはち、あるいは、さんぱち(半濁音)
山 田
日 本
26
高校生の時に書いた文章について、
担任の国語教師から、「名詞」に「さ」を付けるのはおかしい、
と言われたことを覚えていますが、
最近、よく見掛けるような気がします。
いざとなると思いつかないのですが、例えば、「熱心さ」「必死さ」「大胆さ」。
これらは文法上は間違っているのでしょうか。
接尾語『さ』は、形容詞、形容動詞の語幹について名詞を作ります。
文法として言えば、名詞に『さ』はつかないと思います。
『熱心』『大胆』ともに、名詞の場合と形容動詞の場合とあります。
『必死』はどうかな?と思うのですが、これも形容動詞として
使われることもあるように思います。
名詞に『さ』がついていると思えても、案外形容動詞だったりすることもあります。
近年、名詞と形容動詞がごちゃ混ぜになる傾向があるようですね。
この点について、今後アンテナを立てて行きたいと思います。
うるとらの音
日 本
25
タイ人の妻から質問を受けました。
以下の疑問につき、お分かりでしたらお願い致します。
【疑問】
「は」行ではじまる単位、例えば「匹」「本」「杯」などについて、
例えば「匹」であれば、
1匹(ぴき)、
2匹(ひき)、
3匹(びき)
と呼び方が変わります。
同様に、
1本(ぽん)、
1杯(ぱい)、
2本(ほん)、
2杯(はい)、
3本(ぼん)
3杯(ばい)
もそうであるように、半濁音→ 濁音なし → 濁音 と呼び方が変化します。
ところが、そうでない「は」行で始まる単位もあります。
例えば、時間の「分」は、
1分(ぷん)、
2分(ふん)、
3分(ぷん)
となり、3の単位の呼び方が濁音ではなく半濁音となります。
同様に選挙の「票」や出版の「版」もそうでして、
1票(ぴょう)、
1版(ぱん)、
2票(ひょう)、
2版(はん)、
3票(ぴょう)
3版(ぱん)
「は」行で始まる単位で3の単位の呼び方が
濁音だったり半濁音だったりするには、
それなりの規則性があるのでしょうか?
細かな規則性があると言うのではなくて、
促音のあとは半濁音、撥音のあとは濁音になりがちだという
傾向があるということだと思います。
3まででなく、10まで助数詞をつけてみると、なかなか面白いですよね。
3票ですが、濁音で読む人と半濁音で読む人とあるようですし、
3分は、誰でも半濁音で読みますが、1/3と分数になると濁音になります。
1分(ぷん)、
2分(ふん)、
3分(ぷん)、
4分
4分をどう読むか?
ちょっと聞いたところでは、半濁音の人が多いけれど、清音の人もありました。
話は逸れますが、三階は、私は『さんがい』なのですが、
私の知人で『さんかい』だという人もいます。
助数詞で、濁音になるか半濁音になるか清音になるかは、
より一般的に指導するのが良いとは思いますが、その一般的というのが難しくて、
まぁ、指導する人の考えでよいのではないかと思います。
文部科学省とかがきっちり決めてくれていると、日本語指導の現場では楽なんですけどね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
促音:『っ』 撥音:『ん』
清音:例えば『はひふへほ』 濁音:例えば『ばびぶべぼ』 半濁音:『ぱぴぷぺぽ』
山 無
日 本
24
人を呼ぶとき「○○たん」というのがあります。
この「たん」はどういうことか、と知り合いの外国人から聞かれて、
あれっと思ってしまいました。
子供を呼ぶときの呼び方だということでいいのでしょうか。
『さま』→『さん』→『ちゃん』→『たん』と変化したものだと思います。
『たん』は、幼児にとって tyan が発音しにくいので、 y が抜けたもの。
子供を呼ぶときの呼び方というより、幼児が使う言葉であり、幼児を呼ぶ言葉でもあります。
sakura
日 本
23
私は、ホテルで勤務していますが、 お客様の予約内容を確認する上で、
いつもどちらが正しい使い方なのか 疑問に思っています。
私は、ご人数が正しいのではないかと思っていましたが、
同僚はお人数という使い方をしています。
正しい使い方があれば教えていただきたいと 思いますので、
よろしくお願いいたします。
『お』と『ご』の使い分けについては、今までもちょこちょこ出ていたように思いますが、
ご質問がありましたので、きちんと取り上げておきます。
私は『ご人数』を使います。
漢語(音読みの言葉)には、『ご』
和語(訓読みの言葉)には、『お』を付けるという 原則に従っています。
上記の原則は、誤用が定着したためか結構例外もあるようですし、
原則は原則として、両方使われるものもあるようです。
ですが、私は『ご人数』の方が落ち着きます。
nonchi
日 本
22
現場に出る仕事、その結果を他官庁へ書面で送付する仕事に
従事しております。
話し言葉や文書の文言の中に、『○○的』
という言葉をよく見かけます。
例えば
・ 経済的負担
・ 時間的余裕
・ 自己中心的な性格
・ 私的用件
・ 日本人的発想
といった言葉は私自身も使いますが、
・ ぼく的(わたし的)には〜と思う
・ 距離的にはかなり遠い
・ 気持ち的にはよく理解できる
等々、私の感覚では違和感を感じる用い方を見かけるのです。
若い方に限らず、同じ職場の私より年長の職員にも
こういった用い方をする人を見かけます。
○○的と、「的」を付けてよい言葉、付けるとおかしい、あるいは
付けると間違った使い方となる言葉というものがあるのでしょうか。
また、あるとすれば、「的」を使える言葉と使えない言葉を
どのように区別すればよいのでしょうか。
『的』は、中国語だと日本語の『の』にあたる言葉だそうです。
ということで、基本的には漢語に付くのだと聞いたことがあります。
『わたし的』に違和感を持つ人でも、『私的(してき)』に違和感を持つ人は少ないと思います。
『的』がついた言葉は、どちらかというと慣用という感じで、かつては、決まっていたように思います。
しかし、現在では和語にもどんどん『的』がつくようになって、『的』がついた言葉が新しく生まれています。
『和語+的』を間違いだから使ってはいけないとまで言えるかどうか難しいところですが、
私は、公文書だったり、公の会合だったりした場合は、
少なくとも『和語+的』は、使わない方が良いと思っています。
でも、気楽な雰囲気の中では、私も『和語+的』を使っているかもしれません。
会社とか公官庁とかでは、公文書の書き方などで、それぞれに決まりがある場合もあるようです。
napeta
日 本
21
先日、友人間で話をしていてふと疑問に思ったことがございまして
メールをさせていただきました。
質問の内容ですが、 第一回目、第二回目・・・ という使い方が
正しくないのではないかということです。
日常的には、そのような使い方はされておりますが、
文法的に正しくなかったのでは。
本当は、 一回目 二回目 でよいのではなかったか。
第も目も順序を表すと思われますので、
その重複した使用はしないのではないか。
学生の頃、学校の先生がそのように教えてくれたように思います。
『第』は順序を表す接頭語、 『目』は順序を表す接尾語です。
おっしゃるとおり
一回目 二回目
あるいは、
第一回 第二回
のようにどちらかをつければ充分だと思います。
『第』を使うのが適切か『目』を使うのが適切かは、 状況によると思います。
『第』を使うと改まった感じがして、 『目』を使うとくだけた感じがするするように思います。
それはともかく、第一回目、第二回目・・・という言い方に多くの日本人が慣れてしまって、
違和感を持たなくなるときがくるかもしれませんね。