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助動詞関連
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 表記関連(6)
五十嵐
日 本
60
「づ」と「ず」の使い分けと「じ」と「ぢ」ですが、
どのように使い分けをしたら良いのでしょうか。
漢字と平仮名とのコンビで、日頃使っているので、
これらの発見をしたことがありませんでした。
数的には、「ぢ」に関しては、あまり多くないと思うのですが、
「づ」と「ず」に関しては、2回続く場合は、後者が濁音になる?
という解釈で合っていますでしょうか。
ただ、知人は、「ちじん」で「ちぢん」にはならないので、
実際のところは。。という感じです。
鼻血に関しては、個々の漢字が別々の場合には、
血は「ち」なので、「じ」にはならない?で、宜しいのでしょうか。

例・・ つづく(続く)、すずむ(涼む)ちぢむ(漢字が上手く変換できません。)
    鼻血 (はなぢ)など 

それから、例えば、俳句の世界では、現代俳句では「もみじ」で、
旧仮名遣いでは、「もみぢ」として扱っているようですが、
この場合は、どちらでも良いのでしょうか。
 
現代表記では「一枚づつ」旧仮名遣いでは、
「一枚ずつ」でも良いようですが。。とても難しいです。
混乱が続きます。
2回続く場合は、後者が濁音になるという解釈は、合っていると思います。
 
知人は「ちじん」で「ちぢん」にはならないという件ですが、二語以上が複合語を作るとき、
複合語になったために濁音になった場合は。元の清音に濁点を付けます。
   缶詰め  缶+つめる → 缶づめ
   知人    知っている+ひと(じん) → 知じん

例外として『地』は『ち』と表記するのに、『地面』は『じめん』と表記します。

『ずつ』現代仮名遣いの表記ですが、旧仮名遣い『づつ』も許容されていますが、
『もみぢ』は、俳句の世界では使われることもあるのではないでしょうか。


桜 井
日 本
59
ローマ字表記についてお尋ねします。
対応している学習者はひらがなが読めません。
個々のレッスンにつかう語彙に予めローマ字表記つけてあげています。

パソコンのローマ字→ひらがな変換と
教本のKana and Mora tabieに沿っていますが
促音に関してもそれでよいのでしょうか。

mittsuka yottsuka itsuka みっか よっか
いつか等ですが、日本語学習用の表記があれば、
教えて頂けるとありがたいです。

早くひらがなが読めるようになってもらいたいので、二度目に読むときは、
ひらがなを読むように促してはいますが、ポーレポーレです。
私は、日本語指導のときローマ字を使わないのでよく分かりません。
ローマ字表記を指導に加えると、
いつまでたってもひらがなを覚えてくれない学習者さんもあります。
やはり最初から、ひらがなだけで指導するのが、一番近道だと思います。

私は、英語と日本語と両方の表記がある文献等を読むとき、
ついつい日本語の方を読んでしまいます。
英語しかなければ、英語を読むんですけどね。
日本語を学習なさっている方も、多分同じだと思います。

せんとくん
日 本
58
【質問内容】『( )』の使い方について
文中で使用される( )についての質問です。

( )は、前にくる言葉に、説明や同質の言葉などを
付加したいときに使用するかと思うのですが、
( )の後は、( )の前の言葉に続く文であり、
( )内の言葉には続かなくとも問題はないのでしょうか。→[例文1]
それとも、
( )内の言葉にも続けられるように使用すべきでしょうか。→[例文2 ]
ご教示願います。

[例文1]このお菓子(鈴木さんがこしらえた)は何という名前ですか?
[例文2]このお菓子(らしきもの)は何という名前ですか?
特に決まりはないように思います。
というか、決まりがあるあるかどうか、知らないのです。
お示し下さった例文は、どちらも私には違和感がありません。
問題ないように思いますが、『公文書の書き方』 とかには、何か出ているかも知れません。

もし、『公文書の書き方』 に何かあったとしても、それを公文書でない文を書くときに
守らなければならない、と思う必要もないと思います。

冬好み
日 本
57
「のべつ幕なし」の「のべつ」に漢字表記はありますか。
少し調べてみたところでは、見つかりません。
私も漢字表記は知りません。ひらがなで書いていました。
それで調べてみたのですが、『延べつ』使っている例もありましたが、
やはりひらがな表記が一般的なのだと思います。

古い例だと、正宗白鳥が『不断に』、坪内逍遥が『続々に』と表記しているのが見つかりましたが、
これは本人の好みでこの漢字を使っただけで、一般的だとは思えません。

因みに、かつて『のべつ』は名詞、形容動詞だったようですが、
現代語では、副詞として使われています。

えみさくらもち
日 本
56
仕事で音楽公演チケットを取り扱っていますが、
チケット裏面にある『公演に関する注意事項』の文章で、
気になる表記がありまして、質問させていただきます。

@「撮影、録音は堅くお断りいたします。」
A「営利を目的としたチケットの転売はいかなる場合も
  固くお断りいたします。」

上記二つの文は、同じチケットに書かれているものですが
「かたく」という漢字が2種類に分けられています。

漢和辞典や広辞苑などで調べた所、
どちらも使い方には誤りはないように思いましたが
この2種類の「かたく」に何か違いがあるのでしょうか?
個人的な意見ですが、私はどちらを使ってもOKだと思っています。
意味に違いはなく、このチケットを作った人が
注意しなかっただけのような気がします。

因みに、私がどちらを使うかと言いますと、『固く』です。
「断固お断りいたします。」の『断固』とほぼ意味に違いはなく、
でも、少し穏やかな言いまわしかと思うからです。
そうは思っていても、パソコンで打っていると、ついつい混じってしまうこともあります。

晴 海
日 本
55
カタカナの表記についてお尋ねします。
カタカナの表記を教えるために買った教材で、
例えば、「サクラソウ」とか「ケイタイ」とか、
長音がひらがなの表記と同じになっています。

私は、カタカナの長音は、
「サクラソー」「ケータイ」のように書くものだと思っていたので驚いたのですが、
最近ではカタカナの長音もひらがなの長音も同じ表記になったのでしょうか。
いえ、外来語の表記に関しては、平成3年に出された『内閣告示』があるのですが、
文部科学省による小学校での指導では、今も『サクラソー』『ケータイ」だと思います。

ただ、文部科学省による小学校での指導は、
一般の生活の中で、必ずしも守らなくてはいけない、というほどのものではないのでしょう。
私が持っている40年も前に作られた日本の古いカルタも、『サクラソウ』表記になっています。
牧野植物図鑑も『サクラソウ』表記になっています。
ずっと以前、牧野植物図鑑を見たとき、
「ああ、こういう表記は自分の考えで好きにして良いのだな。」と思ったものです。

日本語を学んでおられる人には、文部科学省方式でカタカナの表記を指導していますが、
これがかなり面倒で、ひらがなとカタカナの長音表記を同じにすればよいのに!とよく思います。
ヤコピさんから、ご意見をいただきました。
平成三年の内閣告示に、長音は長音記号を使うという原則はありますが、
これはカタカナの正書法ではなく、外来語の表記法です。

「桜草」も「携帯」も外来語ではないので該当しません。

もともと和語、漢語は、漢字とひらがなで表記し、
外国語、外来語、擬音などはカタカナで表記するのが日本語の原則なので、
長音表記以前に、和語漢語をカタカナ表記した時点で原則を外しています。

日本語の原則という観点からは、
ケータイ×、ケイタイ×、けいたい○、携帯○ としか言いようがないですね。
それでも原則を越えてカタカナ書きをする必要がある場合は
その理由に従って考えることだと思います。

例えば、カタカナでふりがなを書くような場合には、
ひらがなの場合と同じカタカナで書くものだし、
文章表現上のカタカナであれば自由に書けばいいでしょう。

質問のようにカタカナの練習ならば、 そこにこだわっても仕方ないと思います。
とはいえ、和語漢語を例にするのは教材として問題だとは思いますが。
また、動植物の名前をカタカナで書く場合には、
和語由来の名称は「ジョチュウギク」のようにひらがなと同様に書き、
外国名由来であれば「チューリップ」のように長音記号を使うのが 慣例になっています。

この原則に従えば、「桜草」は「サクラソウ」になります。

裕 美
日 本
54
ニュージーランド在住の日本人です。
こちらで、ハーフの子供たちに初歩の日本語を教えています。

この前、カタカナ指導をしていて、
「知っている果物を5つカタカナで書こう」とい う課題を出したところ、
英語の強い子は、「ドーナツ」を「ドーナット」、
「キーウイ フルーツ」を「キーウイフルート」と 単数形で書いたので、
「こういうときは、最後は、複数形で書くよ」というと、
生徒は、最後が、「ト」で終る言葉は、それを「ツ」に直せばいいのね。
という様に 解釈しました。
英語の「シャート」も「シャツ」、「ペッツ」も「ペット」ですよね
この例だけをみると日本語は、
常に英語の複数形をつかっているのかなと思われます。

しかし、よく考えてみると、
例えば、「ポット」「チャート」「ポテト」「ミット」 「ボルト」などは、
「ポッツ」「チャーツ」などと複数形では言わず、
単数形のままカタカナになってい ます。
これらには、決まった法則があるのですか?
決まった法則はないと思います。
耳から聞こえた英語をカタカナ表記しただけのことではないでしょうか。

単数、複数の問題ではないのですが、
ジェイムス・カーティス・ヘボンとオードリー・ヘップバーンですが、
同じスペルでありながら、『ヘボン』と『ヘップバーン』と 日本語の表記がかなり違います。
『ヘボン』は耳から聞こえたもの、『ヘップバーン』はスペルからきたもの。
たまたま、そうなっただけだと思います。

悩める母
日 本
53
お転婆娘とは、若い娘のことなのに
どうして「婆」という文字が入るのですか。

中学生の娘に聞かれて、返答に窮しました。
うまく答えたいので、教えて下さい。
私も中学の頃かに同じ疑問をもって、兄に尋ねたところ、
「お婆さんを転ばせるような悪い娘のことをお転婆というのだ。」と教えてくれました。
兄にからかわれたとは知らず、当時すっかり納得したものです。

成人してから、オランダ語の『オンテンバール』が転じたものだと知りました。
『転』も『婆』も当て字なんだそうです。
でも、若い娘のことをいうのに『婆』の字を使うのは紛らわしいですね。

akiaji
日 本
52
私はこの歳(52歳)になるまで、
「ぎょかいるい」を「魚貝類」と書いていたのですが、
知人から「魚介類」だと言われて、びっくりしました。
「介」を「貝」の意味で使うのは、当て字かと思います。
でも、「魚貝類」と書くと本当に間違いなんでしょうか。
私は、『魚介類』でも『魚貝類』でも、構わないと思っています。
ただ、『魚貝類』と書くと、「知らないんだ!」と思われそうで、つい魚介類と書いてしまいます。

『魚介類』と『介』の字を使うのは、当て字ではありません。
『介』には『こうら』とか『よろい』という意味が、『貝』には『堅い殻』の意味があり、
『介』=『貝』の場合があります。

古 畑
日 本
51
朝日新聞などを見て?おりますと、
縦書きなのに、1人、2人と算用数字だったり、
また一人、二人が混在していたりします。独りもあります。ひとりもあります。
同様に、1つ、2つ、一つ、二つ、ひらがなで、
ひとつ、ふたつ、 とあったりもします。
問い合わせてみると、一応は説明してくれるのですが、曖昧だったり、
「あ、それは間違いですね」などと、 結構いい加減であったりするわけです。

何か法則のようなモノはあるのでしょうか?
自分で文章を書いたり、他人の書いてモノを校正するときなどに、
いつも悩んだりしています。
また最近は、数字の3桁の位取りに、「、」が使われていないようですが
(新聞用語集」に使わないと明記してあります)、
以前は「1,000」とあったのに、何か理由があるのでしょうか?
ご意見をお聞かせください。
法則とか、どうでなくてはならないといった決まりに従っているのではなくて、
多くの場合、自由に書いているのだという気がします。
ただ、紙媒体である新聞社では独自の決まりがあって、それに従っているのだと思います。

表記のみならず、日本語の文法一般について言いますと、
厳密な決まりが細部にわたってまであるのではなくて、それぞれが比較的自由に判断して
使っているのだという気がします。
しかし、細かな決まりがあると安心できるという気持ちは、私もいつも持ちます。
参考にできるもののリストを、下記に挙げてみましたので、よかったらご覧になさって下さい。
http://nhg.pro.tok2.com/index/tadasii.htm



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