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 発音関連 (2)
nao
日 本
20
人名で、 やまだ(山田)さんの田は濁点がつくのに、
ふじた(藤田)さんの田には濁点が無いのは何故なのでしょうか?

ある人いわく 濁点がつくかつかないかは、
その前の文字を発音する時 の口の形に関係があると言ってました。
しかしその方も はっきりとはわかっていないらしく、
それ以上はわかり ませんでした。
お尋ねの件は、連濁についてだと思うのですが、
どういうときに連濁が起こるかは、分かっていないようです。
Q19の回答に書いたことは、講義で聞いたことです。
同じ話を2回別の講義で聞いたので、
自分では確かめずそういうものだとしています。

『江崎』という名前ですが、 『えさき』もあるし『えざき』もあります。
『3階』は『さんがい』ですし、『3回』は『さんかい』です。
連濁とは違いますが、『田原』は、『たはら』と『たわら』とありますね。
結局発音しやすい方法で発音しているとしか言えないと聞いています。

助数詞にも『不思議』がありますね。
例えば、助数詞の『本』が、 いっぽん、にほん、さんぼん、よんほんーーー
と『ぽ』『ほ』『ぼ』に変わるのは、
その前の文字を発音する時 の口の形に関係があると言われています。
この規則は例外がある規則ではありますがーーー。

エーミン
日 本
19
今日連濁について、みんなさんに伺います。
連濁の規則を知ってる方、ぜひ教えてください。お願いします。
連濁の規則は、いろいろな人が解明しようとしたけれど、 成功していないと聞いています。
逆に連濁が起こりにくい状況という点の報告は出ています。
ノートにとってあるのですが、そのノートが紛失してしまっています。
もうかなり前のことで、内容を覚えていません。

Toshiharu
日 本
18
五段活用の「去る」は「去ります」となりますが、
丁寧語の「なさる、 おっしゃる、いらっしゃる、くださる」の連用形は、
それぞれ「なさいます、おっしゃ います、いらっしゃいます、
くださいます」となりますね?
「おっ しゃる」が「おっしゃります」ではなく「おっしゃいます」と
「り」が「い」になっ ているのは、
イ音便変化の一種といえるのでしょうか?
言えると思います。
イ音便というのは、『き・ぎ・し・り』の子音が脱落して、『い』だけが残る現象ですから。

氷 海
日 本
17
皆様にお尋ねしたいのですが、今の(今でなくても歴史的に見てきての)
日本語の音韻はどうなのでしょうか。
言語学的に教えて頂ければ歴史に疎い私でも解ると思うのですが・・・。
言語学的に説明できないのですが、 大きく変わってきていると思っています。
例えば、『ぢ』『じ』、『づ』『ず』は、かつては発音に区別がありました。

『蝶々』を、以前は『てふてふ』と書きました。
これって、かつては発音が『ちょうちょう』より『てふてふ』に 近かったからではと思っています。
もちろん『て』の発音も『ふ』の発音も現代とは違っていたんでしょうね。
段々発音が『ちょうちょう』になってきたので、 表記も変えたのでしょう。

江戸時代の言語も当時の通り再現すると、現代人には何を言っているか
全然分からないという話も聞いたことがあります。

うろ覚えの話ですが、以前昔の音韻で百人一首を読んだ人がいて、
余りに現代とかけ離れた発音だったので、 宮内庁から苦情が来たとか。

50年前にアメリカに渡って、アメリカに永住した人が 日本からの留学生に会ったら、
あまりに違う日本語で 意志の疎通が困難だったという話も聞いたことがあります。
この人は、アメリカの日本人社会で日本語を話していたため、
日本語を忘れたわけではないのです。

とにかく、日本の音韻は大きく変化してきていると 私は思っています。
言語学的に教えて下さる方があれば、私も嬉しいです。

あー
日 本
16
12日、13日、15日は
それぞれ 「じゅうににち」、「じゅうさんにち」、「じゅうごにち」なのに
なぜ14日だけ「じゅうよっか」と発音するのでしょうか。
「言いやすいから」という理由なら、13日も「じゅうみっか」
なると思うのですが。
それとも、「じゅうよんにち」が正しいのでしょうか?
日付の読み方ですけど、私も分からないのです。
『110番』を、なぜ『ひゃくとおばん』と読むのかにも似て。
『十四日』を江戸時代までは『とおかあまりよっか』と読んだとか。
となると『じゅうよっか』という読み方は、「言語の乱れだ。」 となりそうですが、
『じゅうよんにち』とは言わないですね。

あーさんから、情報を頂きました。
こんなことが書いてあるのをみつけました、要約すると、
「ついたち」から「とうか」までは和語式。 それ以降も和語式で言おうとすると、
樹さんの言われるとおり 「とうかあまり・・・」となって面倒なので、
そこから先は漢語式で読もうということになった。
ところがそれで14日を発音すると「じゅうしにち」となり
「しに」が「死に」を連想させるので縁起が悪い、ということで
14日と24日だけ和漢混合で発音することになったのではないか?

なるほど!
『14日』の問題と同じく『20日』にも不思議がありますね。
『20日』は『はつか』と読むのに、『30日』は『みそか』と読まない。
『みそか』という言葉は使いますが、普段暦では『さんじゅうにち』ですよね。
なぜでしょう?そして誰がきめたのでしょう?

か よ
日 本
15
”テレビの横だとうるさいんじゃない?” は
どうして否定文じゃないのかと聞かれました。
わたしは”うるさい”の否定形は”うるさくない”で、
”うるさいんじゃない”は否定ではなく”うるさい”という意味になる
というふうにしか説明できなかったんですが、
なにかもっといい説明のしかたがありますか?
「うるさいんじゃない?」と文末をあげる場合は、
「うるさいんじゃないですか?」で、否定の疑問を表しています。
「うるさいんじゃない。」と文末を下げるときは、
「うるさいんじゃないです。」で、否定を表しています。

wei
中 国
日本語歴:6年
14
「30歳」は「さんじゅうさい」と「さんじっさい」と、どちらが正しいですか。
「18歳」は「じゅうはっさい」と「じゅうはちさい」と、どちらがよいでしょう。
『さんじっさい』が正しいとされていますが、
日本語の教科書で『さんじゅっさい』と教えているのを見かけたことがあります。
私も、『さんじゅっさい』と教えています。
『18歳』は、『じゅうはっさい』と発音する人が多いと思います。

日本語調査結果(37)]もご覧下さい。

aibo-tanaka
日 本
13
最近、『〜〜ので』を『〜〜んで』と言う人が出て来ました。
例==『台風はこの辺りに居ますんで、夕方〜〜』
この気象予報士の方言かと思いましたが、他にも 何人かいます。
方言ではないのではと思います。
『〜〜masunode』の『o』が抜けて『〜〜masunde』になるのですね。
人間は横着で、少しでも楽がしたい。
唇もできるだけ楽がしたい。
『〜〜ますので』と『〜〜ますんで』をそれぞれ発音してみると、唇の動きの違いが分かります。
楽な方向に流れていくのは、むしろ自然なことかもしれません。

まきまき
日 本
12
『女王』の読みは『じょおう』なのに、『じょうおう』と言っている人がいます。
私は、『じょおう』が正しいと思っているのですが、
では『女房』は『にょうぼう』じゃなくて、『にょぼう』なんでしょうか。
『にょうぼ』と発音する人もいるし、『にょぼ』という地域もありますね。
更に『女郎』はどうでしょうか。
『じょろう』でしょうか。『じょうろう』でしょうか。
いろいろ考えると変ですよねー。
外国語でも同じことがあるんでしょうか。
私は、『じょうおう』『にょうぼう』『じょろう』です。
正直に言うと、『女王』は『じょうおう』だとつい最近まで信じていました。
友人に言われて、えーーーー!!と驚きました。
これは、実際に発音するときじゃなくて、意識の上で、です。

手元にある辞書(みんな古いなー。)でちょっと調査してみました。
    IME 98 ATOK11
Ver1.0/R1
OAK V8.0 旺文社
古語辞典

75年新訂版
岩波書店
広辞苑

97年版
角川書店
大字源

92年再版
講談社
日本語大辞典
89年初版
小学館
日本国語大辞典
64年第1版
女王 じょうおう
じょおう
じょおう じょうおう
じょおう
じょおう じょおう じょおう じょうおう
じょおう
女房 にょうぼう にょうぼう にょうぼう にょうばう にょうぼう
にょうぼ
にょうぼう にょうぼう にょうぼう
にょうぼ
にょぼう
女郎 じょろう じょろう じょろう じょろう じょろう じょろう じょろう
  意味を広げると、他の読み方もあるようですけど。

結局、発音し易い方に変わって行くんでしょうね。
講談社日本語大辞典1989年初版によると、『じょ』は漢音、『にょ』は呉音、『にょう』は慣用音
だとありました。『じょう』が慣用音として認められるのも遠くないでしょうね。
逆に、『登』の音読みは、『とう』は漢音・呉音、『と』は慣用音だとありました。
漢字においても、みんなで間違えれば、それが正しいと認知されるのでしょうね。

外国語に詳しくないのですが、どんな言語にも起こることのように思います。

日本語調査結果(17)][日本語調査結果(18)]もご覧下さい。

ようこ
日 本
11
鳥取県出身ですが、中学生以来あまり方言を使っていません。
イントネーションは時々おかしいと指摘されますが、
語彙の面で何か地方の影響は出るのでしょうか?
この調査の結果が知りたいです。
出ると思います。
自分が幼年期を過ごした土地の言葉だけでなく、両親の故郷の言葉も混じってしまいますね。
私は『そうましい』(散らかっている)という言葉をよく使うのですが、
これは両親の故郷、岐阜県東濃地方の言葉のようです。
『そうましい』は、全国区の言葉ではないと意識して使っていますが、
全国区だと信じて使っている言葉ってたくさんある という気がしています。
例えば『しょっパン』。愛知県では『食パン』のことを 『しょっパン』といいます。
『しょっパン』が全国区の言葉ではないと最近知りました。 聞いたときは、びっくりしました。
他にも気が付いていないだけで、たくさんあるように思います。

私は方言が大好きです。
周囲の人が知らない方言を知っている ということで、優越感を感じたりします。
日本語教師としては、なるべく東京方言を使うように していますけど。



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