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発音関連 (3)
温泉倶楽部
日 本
30
最近、テレビのスポーツニュースを見ていて
非常に耳障りに感じていることがあります。
スポーツ番組の性格上、
「熱戦」という意味で「熱い戦い」という語がよく使われま すが、
「あつい」の部分を平板に発音するキャスター、レポーターがかなりいます。
(NHKニュース10の男性アナ、熱闘甲子園の長嶋三奈レポーターなど)
「あつい」の部分を平板に発音されると、
私には「厚い戦い」に聞こえてしまい、 たいへん違和感があります。
「熱い戦い」の場合は、「あツい戦い」と、中にアクセントが入らないと
おかしいと 思うのですが、如何でしょうか。
私も、『熱い戦い』は、あ(低)−つ(高)−い(低)と発音します。
私の身近な人で、なんでもかでも平板化する人がいて、 気になって仕方ありません。
その人に『熱い戦い』を発音してもらったら、 あ(低)−つ(高)−い(低)と発音していました。
日本語の高低アクセントは、地方によって違うので、 間違いと言い切って良いかどうか。
それと、『熱い』+『戦い』のように連語になると、本来の高低アクセントが
崩れることもあるようなので、少し逡巡しますが、
それでも、『あ(低)−つ(高)−い(低)』が良いと思います。
因みに、高低アクセントで『高』から『低』に変わるとき、
『高』の部分を強く発音してアクセントになります。
びんさんから、ご意見をいただきました。
平板な発音を擁護させてください。
「あ(低)−つ(高)−い(低)たたかい」と発音してしまうと、
スポーツニュースのセリフらしからぬ、 のんびり然とした印象になると感じます。
その試合の熱さ、緊迫感、高揚感を、 一連の言葉の流れの中で表現するには
平板な発音をアリにしてもいいと思われませんか?
もっとも、私自身は平板発音しないように心がけていますが…
「平板発音」は、
周囲の人間と自分とが異なるイントネーションの日本語を持つ状況において、
自分の発するイントネーションの異質な雰囲気を周囲に与えにくい、
便利な道具である、とも考えます。
Zさんから、ご意見をいただきました。
平板アクセントや、北関東の尻上がりアクセントは
高知市で生まれ育った者の耳には、
初めて聞くとたまげてしまうほどの違和感ある話し方です。
私が学生のころは、東京の人々からあんなしゃべり方はしたくないな、
という意識を感 じ取れたものです(もちろん口に出して言う人はいません)が、
民放のテレビ局 へ出入りする人あたりからこうした業界に広がり、
最近はかなり勢力を広げてき たようです。
西日本の(というほど把握できていません)、少なくとも高知の人間には平板 アクセント、
尻上がりアクセントの響きはつらい、ということを知っておいてい ただきたく、
書いてみました。
脱線しますが、響きのいい東京の言葉をしゃべる方として、
築地市場の場内にある魚料理の「高はし」を切り盛りしている若い女性を推奨します。
大したものです。機会があれば、一度、食べに行ってみてください。
ゆ う
日 本
29
「伝言板」という単語にはみっつの「ん」が入っていますが、
音声学的には、またはある言語を母国語とする人たちには、
1つ目は「ng」二つ目は「m」三つ目は「n」と分けて聞こえるんでしょうか。
日本語の「ん」という表記の特徴について生徒に説明したくて、
なにかいい単語はないかと考えていたんですが。
[DENGOMBAN]という発音ですよね。
一つ目は、[n]の次ぎに[g]がきて[ng]、
二つ目は[b]という両唇音の前になっていますから[m]になり
三番目は、次ぎに何もこないので[n]になるということですね。
この規則で探すと他にもいろいろ見つかりそうですね。
びんさんから、ご意見をいただきました。
国語の教科書の欄外あたりで、 「三軒」「三年」「三円」「三遍」を発音してくらべてみよう、
などと書いてあった記憶があります。
日本語を使っていると普段意識しない部分ですからねぇ。
ベトナム語をネイティブの人から習ったとき、
nの発音で何度もダメ出しをされた思い出があります。
世の中には聞き分けできる人も少なからずいるみたいです。
rimseさんからご意見をいただきました。
日本語の「ん」の発音には少なくとも5種類以上あり、
「でんごんばん」の最後の「ん」はnでもmでもngでもない、いわゆる「4種類目のん」です。
「ん」の発音は以下のようなものがあります。
1
2
3
4
5
m 唇を閉じる音の前に来たときの「ん」
n 舌を上あごに付ける音の前に来たときの「ん」
ng kやgの前に来たときの「ん」(鼻濁音の子音と同じ音
N 文末に来たときや単独で発音するときの「ん」
鼻母音 母音や半母音の前に来たときの「ん」
余談
「な」のローマ字表記はnaなので、「んあ」を素早く言えば「な」になるはずだと思い
試してみてもうまくいかなかったことがあります。
「ん」を単独で発音しても舌が上あごにくっつかないのでnの音にならないということが
最近発音について勉強するようになってわかりました。
ぽん太
日 本
28
カ行五段活用は「書いて」のようにイ音便になるのに
「行く」だけどうして促音便 なのですか?
行く→行いて だと規則通りなのですが、
『いいて』って発音しにくいので、『いって』となるのではないでしょうか。
うにゅQ
日 本
27
秋葉原に九十九電気とい う電気屋さんがあります。
「つくも」というのも数え方なのでしょうか。
それとも99は「ここのそあまりここのつ」なのでしょうか。
99は『ここのそあまりここのつ』だと思います。
『つくも』と読むのは、『九十九髪』の時だけで、
もともとは、『白髪』の『白』は百より一小さい、つまり九十九。
白髪頭の様にみえる『つくも』という植物があるので、
それで『九十九髪』を『つくもがみ』と読んだのだと記憶しています。
うにゅQ
日 本
26
1から10までを数えるときは
「ひとつ」、「ふたつ」、 「みっつ」、…「ここのつ」、「とお」と
数えることが出来 ます。
しかし同様に数える場合、11以降の数え方が分かり ません。
11は「とおとひとつ」でいいのでしょうか。
111はどうだったのでしょうか。
111が分かれば、199までは同じ法則になると思 います。
あと、20・30・40…90・100・200・300・400…
1000・2000…10000…100000…なども、
数え方はある(あった)のでしょうか。
あまり、大きな数に関しては、 実用性もなさそうなので、
このような数え方はないような気もし ます。
11は『とおあまりひとつ』、111は『ももあまりとおあまりひとつ』だと思います、多分。
199まで同じ法則でしょうね。
20
30
40
50
60
70
80
90
100
はた
みそ
よそ
いそ
むそ
ななそ
やそ
ここのそ
もも
200
300
400
500
600
700
800
900
1000
ふたお
みお
よお
いお
むお
ななお
やお
ここのお
ち
2000
3000
4000
5000
6000
7000
8000
9000
10000
ふたち
みち
よち
いち
むち
ななち
やち
ここのち
よろず
『そ』は『十』、『お』は『百』、『ち』は『千』と書きます。
100000はしらないのですが、800万が『やおよろず』ですので、
『とおよろず』かな?と思っています。
ゆういちろう
日 本
25
「ん」の発音に関する質問です。
例えば
「えんぴつ」「さんま」「しんぶん」「の「ん」は口を閉じて発音しますよね。
「ボールペン」「かばん」「オレンジ」「隕石」「みんな」の「ん」は
口を閉じないで発音しますよね。
私が現在日本語を教えている人に、
「どうして時々口を閉じて、時々口を閉じないのか。」と
質問されたのですが、答えられません。 もしよろしければ教えてください。
『ぴ』『ま』『ぶ』を単独で発音して見て下さい。
一旦唇を閉じてから発音しているでしょう?
こういうのを両唇音といいます。
両唇音の前の『ん』は、唇を閉じて次に来る両唇音を発音する準備をするのです。
石 関
日 本
24
これは外国にいる友達に聞かれたものなのですが、
「熟語の訓読みと音読みはどう使い分けるのか?
それには何かルールがあるのか?」 というものでした。
私たち日本人は、昔から日本語をまずひらがなで覚え、
それから漢字を覚えていきますよね。
だから、あまりそのようなことを気にしていなかったのですが、
実際に聞かれてきちんとした返事ができません。
お手数ですが、お返事をいただきたいと思います。
日本語にはかつては文字がなかったので、 中国から来た漢字を借用しました。
大雑把に言っていまえば、中国から来た言葉を そのままの読み方にしたのが『音』で、
日本語と意味が共通するものを、 日本語の言い方で読むようになったのが『訓』です。
日本語の音韻は、時を経てどんどん変わってきています。
歴史上存在した中国の音韻が、日本にあったとは限らないし、
むしろかなり違っていたのでしょう。
当時日本に存在していた音韻の中で一番似ている音韻で、
中国から入ってきた言葉を、日本人が発音したのだと思います。
入ってきた時代によって中国語の発音が違っていたことが、
日本に音読みが数種類ある理由です。
漢語は音読みに、和語は訓読みにするというのが基本ルールです。
実際は和製漢語があったり、 湯桶読み、重箱読み等の混種語があったりします。
未確認ですが、ちょっと思いつくことを書いてみると、
* 漢字一字の動詞は訓読みする。
* 訓・訓でできている語はない。
上記のように言っていいかどうか、あてはまらないものがあるかどうか、
これからアンテナを立てて行きますので、
お気づきになった皆さまからの
投稿をお待ち致します
。
フランスパンさんからお便りをいただきました。
漢字一字の動詞の音読みとしては
記する・期する・帰する(きする) 死す(しす)
食する(しょくする) 解する(かいする) などがあります。
訓・訓でできている熟語としては
山猫、海亀、受付 などがあります。
音読みと訓読みで、意味が少し異なるものもあります。
市場(しじょう、いちば)
山 崎
日 本
23
「今週中に
仕上げてください」の読み方ですが、
「こんしゅうじゅう」でしょうか、「こんしゅうちゅう」でしょうか。
私は単に「Phoneticな問題、かつ、慣用上の問題」で、
どちらかでなければいけないと言うことは無いと思うのですが、
念のため教えてください。
ただ、ある行為なり状態なりが、一定期間途切れなく継続する場合
例えば、一日中、一年中、今週中などは
「じゅう」と発音するのが普通だな、とは思いますが。
私は、「今週ちゅうに仕上げてください。」と言います。
基本原則は、おっしゃるとおり、
ある行為なり状態なりが、一定期間途切れなく継続する場合は『じゅう』、
ある行為が行われている状態や時である場合は『ちゅう』 だと思います。
昨年ちゅうは、お世話になりました。○
昨年じゅうは、お世話になりました。×
私は、一日中、一年中は、『じゅう』を使います。
一日じゅう、寝ていました。
一年じゅう、春のような気候です。
/
今週中は、『ちゅう』も『じゅう』も使います。
今週ちゅうに、入院します。
今週じゅう、入院しています。
『じゅう』と読むか『ちゅう』と読むかは、例外もあるでしょうし、個人差もあるでしょうね。
明日じゅうに、持ってきて下さい。
今週ちゅうに、持ってきて下さい。
[
日本語調査結果(93)
]もご覧下さい。
yhayashi
日 本
22
1年間、中国語を勉強しているものです。
そのなかで、一つ疑問なことをみつけました。
北京という字ですが、 日本語ではなぜ ”ぺきん” と読むのでしょうか?
南京は ”なんきん” ですね。
本来の日本語では京は ”きょう” と読みますから、
北京 ”ほくきょう ほっきょう” 南京 ”なんきょう” と読むべきと思います。
中国語は北京 ”beijing" 南京 ”nanjing"
なんとなく日本語と中国語の読み方が似ていますが、
関係あるのでしょうか?
以前、『北京の55日』というアメリカ映画を見ました。
1900年の北京を舞台にした映画です。
英語のタイトルは『55Days at Peking』でした。
それまで、中国語で『北京』を英語表記すると『Beijing』だと思っていたので、
『Peking』という文字を見て、びっくりしました。
それ以来、どうして二つの呼び方があるのかな?と疑問に思いつつも
深く考えたことなく過ごしてきました。
私も知りたかったことなのですが、私には分からないので
桂林の仇均世さんに回答していただきました。
こちら
をご覧下さい。
aibo-tanaka
日 本
21
この頃は『&』(
○○&○○)は『と』と発音してはいけないのでしょうか。
強烈に記憶してるのはラジオでしたが、
『ご飯&(アンド)味噌汁』と言うのを聞きました。
音楽やカタカナ語の時には(アンド)でも良いと思いましたが、
『ご飯&(アンド)味噌汁』の日本語で聞いた時はビックリしました。
本当ですね。
カタカナ語が、しっかり私たちの生活に入り込んでいますね。
今回の選挙で、『政権公約』という日本語があるのに
どうして『マニフェスト』などという言葉を使うのかと、気分が悪かったです。
無理に日本語にすると感じが違ってしまう場合は別にして
日本語は大切にしたいと思います。
『ご飯&(アンド)味噌汁』という言い方に、どのくらいの人が違和感を感じ、
どのくらいの人が違和感を 感じないのか、知りたいと思います。
[
日本語調査結果(86)
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