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高校生なのですね。
では、外国人が学ぶ日本語文法と
日本人の小学生・中学生・高校生が学ぶ学校文法は、
同じではないというか、かなり違った考えで構成されているということを
踏まえて、読んでくださいね。
私は、『可愛そう』という単語があるという考えで、日本語を教えています。 『そうだ』は、形容動詞型の助動詞です。
形容詞『可愛い』の語幹+『そうだ』→『可愛そうだ』となります。
『可愛そうだ』は、私は外国人に日本語を教えるときは、
形容動詞(日本語教育ではナ形容詞と言います。)だと言います。
学校文法ではどうなのかは、よく分かりません。
Jayさんからコメントをいただき、読みながら間違いに気がつきましたので、訂正します。
『かわいそう』→『可哀相』『可哀想』が例えば本則で、
『可愛そう』は許容のようなものだろうと思っていました。
古語の『かはゆし』は、元々『顔映ゆし』で恥ずかしいという意味でしたが、
いわゆる『かわいい』と『かわいそう』の意味もありました。
現代語の表記、『可愛い』『可哀想』『可哀相』等、
全て当て字だと記憶していて、それによる勘違いでした。
常用漢字では、『可愛そう』という表記はありません。
実際にはかなり使われていますが、
学校教育でも、日本語教育の現場でも常用漢字に従うべきだと思います。
お詫びして、訂正します。 |
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Jayさんからいただいたコメントです。 |
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形容詞の38の「可愛そう」という単語ですが、これは「可愛らしい」の意味でしょうか。
それとも「可哀相な」という意味でしょうか。
この質問者は「〜そうだ」という推量の意味の「そうだ」にしたいのでは?と思いました。
「楽しそう」というのは見て楽しそうな雰囲気がするとき
使うのだと思います。「〜そうだ」は推量ですから
見て「可愛い」と思ったときは「可愛い」か「可愛らしい」かな
と思いました。この「〜そうだ」は見るからに分かる時は
使えないので「綺麗そう」とか「可愛そう」とか言えないと教えています。
もし、この質問者が「可愛い」に「そうだ」をくっつけたいのなら
それはできないと思います。
例:(遊んでいる子供たちを見て)あの子達は楽しそうだね。楽しいね×
例:(赤ちゃんを見て)可愛いね。可愛そうね× |
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