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 文の構成(8)
ドミートリー
ロシア
日本語歴:3年
80
*木を植えないことには、森ができない。

疑点はその「ことには」です。
意味は「木を植えなければ、森ができない」とほぼ同じようですが、
何かが違うでしょうね。
簡単にその意味の差を教えていただけませんか。
「木を植えなければ、森ができない。」は、事実を事実として述べていますが、
「木を植えないことには、森ができない。」は、
『木を植えること』が 森をつくるのに絶対的な条件であると、強調しています。

なっこ
日 本
79
「良いのでしょうか」についてお聞きしたいことがあります。
依頼内容に不明な点があって依頼者に返信したとき、
職場の同僚から 「良いのでしょうか」ではなく「よろしいでしょうか」が
ビジネス文書として正しいと指摘されました。

この2つは全く同じ意味とニュアンスで、丁寧度が違うだけなのでしょうか。
私には「疑問」の度合いも違うような気がするのです。
前者は「自分はこう解釈して良いのか悪いのか」
(自分の解釈にあまり自信がない・かなり疑問に思っているので確認する)
後者は「自分はこう解釈したがそれで良いか」
(自分の解釈に割と自信がある・そんなに疑問ではないが一応確認する)
という感じです。

これは、私の考えすぎでしょうか。気のせいでしょうか。
いえ、私も両者には、違いがあるように思います。

状況が分からないので、なんとも言えませんが、
「良いのでしょうか。」は、一般的に考えた場合、良いか悪いかを聞いていて、
「よろしいでしょうか。」は、相手の考え、好みに合っているかどうかを聞いているように思います。

なっこ
日 本
78
ちょっと気になった表現があるのですが、
それは依頼された作業が完了(WEBが完成)して返信するときの
「ご確認のほどよろしくお願いいたします」という文章です。

ご指導・ご鞭撻のほどよろしく〜
ご愛顧のほどよろしく〜 など良く聞くことがあるので
おかしくはないのだと思うのですが、
私はなんとなく違和感があり、「ご確認お願いいたします」と書いています。
「のほど」を入れた方が丁寧なのでしょうか。
やわらかい表現になるのでしょうか。
「のほど」にはどんな意味・ニュアンスが含まれているのでしょうか。

インターネットで「〜のほどよろしく」で検索したところ、
ご理解のほど〜
ご協力のほど〜
クリックのほど〜
ご了承のほど〜
ご期待のほど〜
ご支援のほど〜
お付き合いのほど〜
等々表れました。
中でも「クリックのほど〜」は非常に違和感がありますが、
こういう使い方はしても良いのでしょうか。
『ほど』は、様子とか具合とかを意味する名詞ではないでしょうか。

ネットで検索された例は、すべて後に、『よろしくお願いいたします』がつきますね。
これらは、お願いの形をとりながら、ある意味命令ともとれる文です。
『ほど』が入ると、語調が柔らかくなるという効果があるように思えます。

『クリック』は、外来語ですし、最近使われ始めた言葉です。だから、違和感があるのでしょうね。
使って良いかどうかは、特にきまりはないと思います。
ただ、耳慣れないと変だと感じる人がいるということだと思います。

Toshi
日 本
77
私は今、ブラジル人と、お互いに外国語を教えあう状況を作っています。
そこで、ひとつ質問なんですが、
(1)直訳:
 「彼はここ数年来、ずっと私の良き友達です。」、
 「これからは、_同じように_貴方の良き友達になるであろう事を、
 私は確信しています。」

これを、自然なしゃべり言葉に直す場合、”_同じように_”を 
どう表現すべきかで悩んでいます。

(2)一例:
 「彼は、ここ数年来の良い友達だよ。」
 「これからは、貴方の良い友達_にも_なる事は間違いない。」
”_同じように_”を ”_にも_”とする事は、どうでしょうか?

どうか教えてやって下さい。 よろしくお願いします。  
(1)に関し
「彼はここ数年来、ずっと私の良い友達でした。」
「これからは、貴方にとっても良い友達になるに違いないと思いますよ。」
なんてどうでしょうか?うーーん、難しいですね。

(2)に関し
ちゃんと意味は通じますが、会話としては、少し堅いような感じがします。

中 国
日本語歴:11年
76
下記の質問がありますが、ご回答いただければ幸いです。
田中さんが電気を消した。鈴木さんがそれを見ました。
それを一つの文で表す場合、
「鈴木さんは田中さんが電気を 消すのを見ました」が正しいか、それとも
「鈴木さんは田中さんが電気を消したのを見ました」が正しいですか。
何故ですか。
普通、「鈴木さんは、田中さんが電気を消すのを見ました。」 と言います。
日本語の時制は、文末で表すのが一般的です。
『見ました』とここで過去形(完了形)になっているので、
その前の動詞『消す』は非完了形で表すのが日本語のきまりです。

ことみ
台 湾
日本語歴:6年
75
もし主役が決まったいたらどうしよう........。しかたがない。
その時は( )。あれこれ考えていないで、まずはあたってみよう。

1.ひきさがるわけだ
2.ひきさがるまでだ
3.突き進むわけだ
4.突き進むまでだ
答えは2です。4はいけませんか?

この問題は学校からの宿題です。学校の先生も聞きましたが、
よく分かりませんでした。
次に二つの場合が考えられます。

【ケース1】
私は、主役をどうしてもやりたい!
もし主役が[他の人に]決まっていたらどうしよう........。しかたがない。
その時は(ひきさがるまでだ)。あれこれ考えていないで、まずはあたってみよう。

【ケース2】
私は自信がないので、主役なんてやりたくない!
もし主役が[私に]決まっていたらどうしよう........。しかたがない。
その時は(突き進むまでだ)。あれこれ考えていないで、まずはあたってみよう。

一般的には、【ケース1】かと思います。

レ ア
日仏ハーフ
74
個人的にですが日本語を教えています。
先週、助詞の[が]を説明をしたら、
生徒たちにある質問をされて困ってしまいした。
これまでは、目的補語の後に[を]を使う形式しか見ていませんでした。
たとえば: 私は 日本語を 教えます。 
田中さんは りんごを 食べます。
いずれの文も、主語+補語+他動詞 だと、教えてきました。
[が]を使った文を見たときに、
その構成を説明するのに困ってしまったんです。
たとえば: 私は 日本語が 分かります。
フランスは 雨が (よく)降ります。
私は 子供が (3人) います。
この3つの文を見て、何が何にあたるのかが私も良く分からないんです。
普通に考えますと、たとえば一つ目の文だと
[私+は] が主語、[分かります] が動詞、
するとやっぱり[日本語+が] が補語に当たるわけですよね。
(分かるのは私なんだから。)
でもそう考えると、新たな疑問が浮かぶんです。
フランスの文法では、自動詞は目的補語を持たないものだと教えられます。
分かる、降る、いる、いずれも自動詞ですよね。
少なくともフランス製の日本語の教科書では、そう書かれています。
そうすると文の構成はどうなるんですか。
異国の文法と比べあいをしながら日本語を教えるのはよくないと、
私も確信していますが、こればかりは理解できません。
教えてください。
日本語教師の多くは、『目的補語』という用語は使わないように思います。
私も全く使いません。他の言語の文法で日本語を考えることはしませんので。
日本語文法で『補語』をいう用語を使う場合もありますが、
英文法に出てくる『補語』とはまるで違った概念です。

フランス製の日本語の教科書については、私には理解ができませんし、説明もできません。
日本語を考えるときは、頭を切り替えて下さい。
他の言語の文法で説明しようとすることに、無理があります。
日本語は、日本語なのですから。

ご質問の構文ですが、『はが構文』と言います。
日本語独特のもので、とても大切な構文ですので、ぜひきちんと学んで下さい。
『文の構成Q28』にも簡単ですが書いてあります。
とっかかりになればと思います。

増 田
日 本
73
一級問題について、正しい答えを確認していただけませんか。
『日本語能力試験対応 文法問題集1級.2級』
(作者は白寄まゆみ・入内島一美です)という本の中に
p128の第20問いがあります。

問い:エアロビクスは健康ブーム( )人気が高まっている。
1.にあって 2.とあれば 3.とが相まって 4.とあって

答えは3ですけど、私は4が正しいと思いますが、どう思いますか。
教えていただけませんか。
正解は、『と相まって』で、私は、1〜4の中に正解はないように思います。

『とが相まって』を使うなら、
「エアロビクスは健康ブームと手軽さとが相まって、人気が高まっている。」
という具合になると思います。ミスプリントかもしれないですね。

台 湾
日本語歴:13年
72
長く日本語を勉強しているので、上手になったと思うときもあるし、
まだ全然駄目だと思うときもあります。
先日、日本人の友達が
「○○さんに檄を飛ばしてもらいたい!」と言っていました。
「檄を飛ばす」の意味が分からないので、辞書で調べて今は分かります。
しかし、この「檄を飛ばす」のが誰なのか分かりません。
「○○さん」ですか。それとも他の人ですか。
『檄を飛ばす』人が誰なのか、この文だけでは、私にも分かりません。
「○○さんに、△△さんに対して檄を飛ばしてもらいたい!」
「△△さんに、○○さんに対して檄を飛ばしてもらいたい!」
上記両方考えられるからです。
会話の前後関係が頭に入っていると、どちらかはっきりします。
日本人でもぼんやり聞いていると、分からないことなので、
たいへんお上手な日本語に自信を持たれて良いと思います。

龍子
日 本
71
某企業のコールセンターに勤務しています。
顧客照会に対し、他部署への対応をメール依頼する業務があります。
受信窓口での顧客対応状況を記載する際、
当センターでは(照会内容○○○)について
×××より連絡手配する旨『伝う』
と表現する場合があります。

個人的には、
あくまでも社内的な文書で且つ対応状況を簡潔に伝える趣旨から
問題がないように感じますが、
『伝う』という表現方法は誤りとの指摘がありました。
やはり 『〜と案内』とするのが正しい使い方なのでしょうか?
おっしゃるとおり内部文書ですから、内部での共通理解があれば、それはそれで問題ないと思います。

ただ、『伝う』は『伝わる』という意味の自動詞ですから、しっくりこないように思います。
『伝える』という他動詞を使えば、違和感がなくなりますね。
『〜と案内』にすると、お客様に対しての気遣いが感じられ、私は、いいなぁと思います。



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