|
|
75 |
|
私が書いた文章について、それを見た方から
文法がおかしいのではないかと指摘を受けました。
私は自分が正しいように思えるのですが、いろいろと調べていくにつれ、
正しいと言うに足る根拠がないように思えてきます。
ご意見をお聞かせいただけると幸いです。
指摘を受けた文章は、以下の通りです。
--------------------------------------------------------
※高貴な立場にいる人物Aとその家来Bの会話。
BがAの命令に背き、勝手な行動をしたことを叱るA。
A:
B:
A:
B: |
「もうよい、黙れ」
「ですが……」
「黙れと申した」
「……出過ぎた真似を致しました」 |
Bが立ち去ろうとするその背中に声をかけるA。 |
A:
B: |
「此度のそなたの行いには感謝しておるぞ」
「は、もったいなきお言葉……」 |
Bが去る。 |
|
--------------------------------------------------------
ここで、「黙れと申した」という部分が問題の箇所です。
指摘によると、「申した」は謙譲語であるから、
家来に対して使うには不適切だし、
尊大語だとすると、
「相手が行った行動に対して謙譲語を用いた場合に尊大語になる」ため、
やはり間違っているとの
ことでした。
なお、「申す」を謙譲語として使うのが不適切だということは
私も理解 していました。
尊大語の存在を知らなかったにもかかわらず
「謙譲語以外の理由で」
「申す」を使った理由には、
このような用法が過去に本やテレビ等で見受けられたからです。
私たちは可能であれば正解が知りたいと思っています。 |
|