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誤まった使い方、正しい使い方となると、何とお答えして良いものやら。
『させていただく』を使うとき、
大ざっぱに、二つの立場があると思うのです。
一つは、本当の謙譲。控え目に表現するとき。
テレビで皇太子妃が「皇室に入らせていただくとは思いもよりませんでした。」
とおっしゃっていました。良い例ですね。
一つは、一見控えめな態度をとりながら、
実は非常に強い意志の表現である場合。
「実家に帰らせて頂きます。」
夫婦喧嘩で実家に帰るときは、どんな言葉を使おうと夫婦の間のこと、問題ないですが、
使う場合によっては、不遜な態度にもなりかねません。
慇懃無礼というかーーー。
そういうときに違和感を感じられるのでは、ないでしょうか。
違和感をお感じになる表現に出会われたとき、お知らせいただけると良いのですがーー。 |
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